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2006 年度 実績報告書

微気圧アレー観測の新展開による常時大気自由振動の検出

研究課題

研究課題/領域番号 17340135
研究機関独立行政法人海洋研究開発機構

研究代表者

深尾 良夫  独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, センター長 (10022708)

研究分担者 金沢 敏彦  東京大学, 地震研究所, 教授 (30114698)
小林 直樹  東京工業大学, 理工学研究科, 助手 (30272660)
綿田 辰吾  東京大学, 地震研究所, 助手 (30301112)
西田 究  東京大学, 地震研究所, 助手 (10345176)
キーワード地球自由振動 / 気圧観測 / 大気自由振動 / 大気音波
研究概要

システム関係
前年度に開発したデータ収集システム(電話回線またはLAN利用の遠隔伝送)の運用テストを行った。テストの結果、様々な不具合が見つかり、これらの修復にかなりの時間をかけた。可能な場合は、RS232C-光ケーブル変換方式を採用する予定で現在テスト中。この方式に今の所不具合は発生していない。
観測関係
鋸山、筑波、安房小湊(2点)、韓国Tegeon(別途予算)に観測点を設置し、電話回線またはLANを利用して新しいデータ収集を開始した。共同研究者は全て地震研究所のアクセスサイトからこれらのデータにアクセスできる。また現在、油壺、東大本郷敷地内、東工大長津田敷地内に観測点を設置する準備を進めている。
データ関係
現在、1日1度、地震研究所から各観測点のデータを収録し収録システムに蓄積中。各観測点で音波脈動が観測されている。他と比べて鋸山の脈動は明らかに小さく、東京湾の波浪は余り脈動を励起しないのかもしれない。ノイズ解析を行い、新型収録システムにおいて周波数が5倍高いレファレンスクロックに置き換えたが、期待通り5倍近い分解能の向上を確認した。鋸山-筑波の記録の間には興味のある周波数領域で殆ど相関が見られないことを見出し、相関解析を可能にするには、観測点密度をもう少し上げる必要があるとの結論を得た。現在、この結論に基づき観測点を変更をして、新たな観測点を設置しつつある。
論文成果
本研究に直接関係する論文3篇を国際誌に発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Source distribution of Earth's backgrournd free oscillations2007

    • 著者名/発表者名
      Nishida, K., Y.Fukao
    • 雑誌名

      J.Geophys.Res. (in press)

  • [雑誌論文] A new method to Calculate nomal modes,2007

    • 著者名/発表者名
      Nobayashi, N
    • 雑誌名

      Geophys.J.Int. 168

      ページ: 315-331

  • [雑誌論文] Atmospheric pressure change associated with the 2003 Tokachi-Oki earthquake.2006

    • 著者名/発表者名
      Watada, S., T.Kunugi, K.Hirata, H.Sugioka, K.Nishida, S.Sekiguchi, J.Oikawa, Y.Tsuji, H.Kanamori
    • 雑誌名

      Geophys.Res.Lett. 33, L24306

      ページ: doi:10,102-2006GL0279

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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