研究課題
Li挿入により超伝導になる遷移金属窒化塩化物MNCI(M=Ti,Zr,Hf)や類似の低次元層状構造化合物研究のアクチノイド(An=Th,U,Np等)(5f電子)系への展開を目指し、An系窒化ハロゲン化物AnNX並びに関連低次元化合物(カルコゲナイド、プニクタイト、錯体等)の物質創製とこれらの発現する新規な電子状態、電子物性の探索研究に取り組んだ。空気中で不安定なAnNX系を取り扱う酸素、水分フリーの不活性ガス(アルゴン)雰囲気循環生成装置を備えたグローブボックスを作成した。これを用いTh,U系試料調製を試みた。U系では塩化カドミウム(CdCl_2)法によりUNCI試料調製に成功しこれがT_c=32Kの強磁性体であること、またLi挿入でより高い転移温度の弱強磁性体に変化していくことを見出した。目下そのX線構造データとの対応付けに努めている。しかし、Li挿入により超伝導化の期待されるThNC1は現在まで同法では調製できていない。塩化アンモニウム法等を含めThNC1を調製し、そのLi挿入による超電導化の可否を早急に明らかにしたい。類似層状化合物(カルコゲナイド、錯体)等も、並行して研究を進めた。また、当グループで発見した類似の層状構造Np系金属間化合物NpPd_5Al_2超電導体の研究も進めた。更に、Np系研究の有力な武器である^<237>Npメスバウアー分光測定の開発・整備も同時に進めた。
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