• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

電界共役流体ジェット駆動フレキシブルマイクロ多指ハンドに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17360069
研究機関東京工業大学

研究代表者

横田 眞一  東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (10092579)

研究分担者 吉田 和弘  東京工業大学, 精密工学研究所, 准教授 (00220632)
竹村 研治郎  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教 (90348821)
金 俊完  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教 (40401517)
キーワードマイクロハンド / ソフトアクチュエータ / 機能性流体 / 多自由度 / マイクロマシン
研究概要

本研究の目的は,微細で柔軟な対象物のハンドリングに適したフレキシブルマイクロ多指ハンドを実現することである.すなわち,直流高電圧の印加によって活発なジェット流を発生する電界共役流体(Electro-conjugate Fluid, ECF)を利用することによって,先端部に十分な自由度を有し,構造的に柔軟で摺動部がないマイクロフィンガを提案,試作し,これを複数配置することによって,フレキシブルマイクロ多指ハンドの実現を目指す.平成19年度はこれまでに開発したマイクロハンドを高性能化し,駆動特性を明らかにすることを目指した.
先端が閉じ,断面が中心角120°ごとの扇形の3部屋に分かれた直線形状のシリコーンゴムチューブに対して,各部屋の内圧をECFジェットを用いて制御することによってチューブ先端に多自由度運動を生成するECFマイクロフィンガを提案し,プロトタイプを製作した.本フィンガはフィンガ根元に配置された電極対を用いて各部屋間で流体を移動させることによって駆動できるため,液圧駆動であるにもかかわらず外部に大規模なタンクおよび液圧源を必要としない.駆動実験の結果,フィンガ先端が3次元空間内において駆動可能であることを確認し,先端部の変位および発生力を明らかにした.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ECFジェット駆動マイクロフィンガの提案とラージモデルの特性評価2007

    • 著者名/発表者名
      横田眞一, 阿部竜太郎, 竹村研治郎, 枝村一弥
    • 雑誌名

      日本フルードパワーシステム学会論文集 38

      ページ: 65-70

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Concept of a Micro Finger using Electro-conjugate Fluid and Fabrication of a Large Mode Prototype2007

    • 著者名/発表者名
      R. Abe, K. Takemura, K. Edamura and S. Yokota
    • 雑誌名

      Sensors and Actuators A 136

      ページ: 629-637

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [学会発表] 電界共役流体を用いたマイクロフィンガの研究2007

    • 著者名/発表者名
      横田眞一, 阿部竜太郎, 竹村研治郎, 枝村一弥
    • 学会等名
      平成19年度秋季フルードパワーシステム講演会
    • 発表場所
      鹿仁島
    • 年月日
      2007-11-15

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi