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2008 年度 実績報告書

シンプルなベアリングレスドライブの試作

研究課題

研究課題/領域番号 17360129
研究機関東京理科大学

研究代表者

千葉 明  東京理科大学, 理工学部, 教授 (30207287)

キーワードベアリングレスモータ / 磁気浮上 / モータ
研究概要

コンプレッサ、冷凍機、ブロワ、ポンプなどでは、回転翼と電動機を一体化して高速化すると効率が向上することが知られている。しかし、燃料電池などの機器をコンパクトに構成するとわずか数年の軸受寿命のベアリングのメインテナンスが問題になる。さらに、高速化にともなう軸受損失が問題になる。軸受を電磁力で置き換えれば、メインテナンスフリー化するとともに効率が向上する。
小型で簡単な非接触のベアリングレスドライブを実現するためには、(a)シンプルで小形軽量なベアリングレスモータの開発、(b)変位信号を用いて安定なフィードバック制御の実現、(c)簡単なハードウエアで磁気力による非接触支持を実現する制御装置、などが必要である。
本プロジェクトでは、まず、シンプルなドライブが適用可能な誘導機型ベアリングレスモータを試作した。V/f一定の汎用インバータによって駆動でき、安価でシンプルなドライブを実現できる。さらに、回転機は4軸制御型でシンプルな構造とした。磁気浮上を行うコントローラもシンプルで小形軽量化を実現した。A5サイズ程度の大きさにコントローラを納めることができた。さらに、ベアリングレスモータの浮上実験を進め、磁気浮上して安定に回転することを明らかにした。また、最終年度は永久磁石型の2軸制御のシンプルなベアリングレスモータを試作した。これらの成果を公表するために、学会発表を行った。
さらに、モータ技術展などの展示会で試作機の展示を行う予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] トロイダル巻線構造を採用した多極コンシクエントポール型ベアリングレスモータの設計2008

    • 著者名/発表者名
      神谷幸佑, 杉元紘也, 朝間淳一, 千葉明, 深尾正
    • 雑誌名

      電磁力関連のダイナミクスシンポジウム講演論文集

      ページ: 109-114

  • [雑誌論文] トロイダル巻を用いた多極コンシクエントポール型ベアリングレスモータの軸支持力特性2008

    • 著者名/発表者名
      神谷幸佑, 杉元紘也, 中村亮, 朝間淳一, 千葉明, 深尾正
    • 雑誌名

      電気学会回転機リニアドライブ合同研究会 RM-08-39

      ページ: 37-42

  • [雑誌論文] Radial Force Characteristics of Multi-Consequent-pole Bearingless Motor2008

    • 著者名/発表者名
      Hiroya Sugimoto, Kosuke Kamiya, Ryo Nakamura, Junichi Asama, Akira Chiba, Tadashi Fukao, David G. Dorrell
    • 雑誌名

      Proceedings of International Conference on Electrical Machines and Systems (ICEMS2008) SMP-147

  • [雑誌論文] トロイダル巻線構造を採用した多極コンシクエントポール型ベアリングレスモータの設計2008

    • 著者名/発表者名
      神谷幸佑, 杉元紘也, 朝間淳一, 千葉明, 深尾正
    • 雑誌名

      日本AEM学会誌 vol. 17, no. 1

      ページ: 15-20

    • 査読あり
  • [雑誌論文] インダクタンス変化による共振電流の位相変化を用いた変位センサの原理と基礎特性2008

    • 著者名/発表者名
      新井庸介, 朝間淳一, 千葉明, 深尾正
    • 雑誌名

      平成21年電気学会全国大会講演論文集 Vol. 5

      ページ: 311-312

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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