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2007 年度 実績報告書

アンテナを集積化したCMOS準ミリ波帯無線通信フロントエンドの研究

研究課題

研究課題/領域番号 17360167
研究機関広島大学

研究代表者

佐々木 守  広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 准教授 (70235274)

研究分担者 岩田 穆  広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 教授 (30263734)
吉田 毅  広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 助教 (30397989)
キーワード無線パルス送信器 / 平面アンテナ / 整合最適化 / スペクトル整形 / オンチップ・トランス
研究概要

平成19年に試作した送信器は、オンチップ・トランスの自己共振周波数偏差が設計予想値より大きく、送信電力の周波数特性が規格を満たさなかった。平成20年度は、不具合の原因解析と対応策を取り込んだ再設計を行った。具体的には、オンチップ・トランスの2次側に直接接続される平面アンテナ(PCB基板上にパターンとして描いたダイポール・アンテナ)の周波数特性を詳細に解析し、チップ部品を利用して、整合条件の最適化を行った。設計結果に基づきICチップの2次試作を行い、アンテナ・パターンを描いた評価用PCB基板上にベアチップを実装して、性能評価を実施した。設計値に等しい送信電カスペクトルが得られ、また、整合条件の最適化から時間領域特性(パルス・パターン特性)も良好な波形が得られている。無線規格では、混信や他の無線システムへの干渉を低く抑えるため、送信電力スペクトルに関する制限は厳しいが、本研究成果の整合最適化法は一般化でき、様々な無線規格への送信スペクトル整形に応用できるため、その意義は大きい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] A 12-mW 500-Mb/s 0. 18μm CMOS Pulsed UWB Transceiver Suitable for Sub-meter Short-range Wireless Communication2008

    • 著者名/発表者名
      Mamoru Sasaki
    • 雑誌名

      Proceedings of the IEEE Radio Frequency Integrated Circuits Symposium

      ページ: 593-596

    • 査読あり
  • [産業財産権] 無線通信システム, それに用いられる送信機, 受信機, 送信回路および受信回路2008

    • 発明者名
      佐々木守
    • 権利者名
      広島大学
    • 産業財産権番号
      特願2008-538608
    • 出願年月日
      2008-10-27

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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