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2007 年度 実績報告書

生物科学的機能を有する新機能コンクリートに関する基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 17360273
研究機関首都大学東京

研究代表者

橘高 義典  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 教授 (20177877)

研究分担者 田村 雅紀  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (80315754)
キーワード高機能 / コンクリート / 磁力 / 繊維補強 / 高靭性 / 壁面緑化 / 炭酸ガス / 環境負荷低減
研究概要

本研究では、従来のペーストマトリック+骨材に加え、新たな有機的な機能を持つ次世代に向けた高機能コンクリートについて実験研究する。本年度は、磁力等により繊維の配向性高めた繊維を有機的に含有することで高靭性化した有機質モルタルの開発、壁面緑化が可能となる植栽基盤コンクリートの開発および金属系外装材を組み合わせた新たな有機機能を持つコンクリート外装パネルの開発、気中の炭酸ガスを同化させるコンクリートの炭酸ガス低減効果などについて検討した。また、既に検討した恒温機能(ヒートアイランド現象低減効果等)、植物共生機能(植栽基盤材料)などを持つコンクリートについて国際会議で発表した。
成果として、(1)磁力等により繊維の配向性高めた繊維を有機的に含有することで高靭性化した有機質モルタルについて、磁力を付与する条件と材料要因のと関係を明らかにした、(2)壁面緑化が可能となる植栽基盤コンクリートの開発および金属系外装材を組み合わせた新たな有機機能を持つコンクリート外装パネルに関し、それらのヒートアイランンド現象低減効果を明らかにするとともに外観がよくなる金属系外装材の特徴を明らかにした、(3)気中の炭酸ガスを同化させるコンクリートの炭酸ガス低減効果について、水セメント比を高強度から普通強度(W/C=0.3,0.5,0.65)に設定し製造したモルタル試験体に対し,20℃およひ60℃の2条件においてCO2濃度20年に相当する即進中性化を実施し、強度に及ぼす影響を明らかに環境負荷低減に効果のあるコンクリートについて知見を得た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] 空胴プレストレストコンクリートパネルの壁面緑化パネルへの応用に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      寺東由美子, 橘高義典
    • 雑誌名

      日本建築学会技術報告集 第25号

      ページ: 29-32

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 土壁塗り仕上材料の色彩調合設計方法に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      蛭田暁, 橘高義典, 田村雅紀
    • 雑誌名

      日本建築学会構造系論文集 Vol.73,No.624

      ページ: 197-201

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Fracture behavior of reinforced concrete cover due to rebar corrosion2007

    • 著者名/発表者名
      Yoshinori Kitsutaka and Kenji Arai
    • 雑誌名

      Proceedings of the 6th International Conference on Fracture Mechanics of Concrete and Concrete Structures, Catania, ITALY

      ページ: 809-816

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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