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2006 年度 実績報告書

逆都市化時代の都市構造と都市圏計画の課題に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17360295
研究機関東京大学

研究代表者

大西 隆  東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (80143824)

研究分担者 瀬田 史彦  大阪市立大学, 大学院創造都市研究科, 助教授 (50302790)
片山 健介  東京大学, 大学院工学系研究科, 助手 (00376659)
菅 正史  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (70418656)
キーワード都市圏 / 人口集中地区 / 人口推計 / メッシュ人口分析 / 中心市街地活性化 / 国土形成計画
研究概要

1.2005年度国勢調査の結果公表を受け、昨年度構築した都市圏社会経済データベースを更新した。更新したデータベースの整理を行い、最近の都市圏の人口動態の変化が生じていることを明らかにし、これを受けて昨年1976-2000年までのデータにより構築した都市圏類型を更新を行っている。
2.長期的に人口が減少している市町村を単位にDID(人口集中地区)の人口変化率の分析を行い、長期約に継続して人口減が生じている市町村では、拡散型と集中型の2つの発展過程が並立しそいることを明らかにした。
3.都市圏類型に基づく将来予測に先立ち、社会保障・人口問題研究所による予測結果を用いて、地域プロック・都市圏の将来動向の分析を行った。地域ブロックに関しては人口指数の推移を分析し、人口減少の過程を整理した。都市圏の人口動態に関しては、多くの都市圏が2010年から2015年にかけて逆都市化過程が、この過程で多くの都市圏は郊外より中心で大きく人口が減少する相対的分散過程をたどり、相対的集中の過程をたどる都市圏は少数にとどまることを示した。これにより社会保障・人口問題研究所の将来推計に基づけば、多くの都市圏ではコンパクトシティモデルではなく還流拡散モデルが適合するという本研究の仮説が妥当であることが示された。
4.複数の都市圏で先行的事例調査を行い、中心市街地活性化・道路整備などの都市政策の経緯や町丁・字別人口の推移やメッシュ人口の詳細分析を試みた。調査対象となった都市圏は郊外部で開発が振興しており,、現時点では分散傾向が継続していることが明らかになった。
5.都市計画学会の研究会等における情報収集/地方自治体職員へのヒアリングを通じて国土形成計画や広域地方計画等、都市圏の計画課題を解決する最新の計画手法に関する情報収集を行った。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (8件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 生活・経済活動の広域化に対応する地域の連携-市民と民間がリードする新たな広域連携2006

    • 著者名/発表者名
      大西 隆
    • 雑誌名

      地域づくり 208

      ページ: 4-7

  • [雑誌論文] 道州制から参加型まちづくりまで-新時代の新潟の人と県土2006

    • 著者名/発表者名
      大西 隆
    • 雑誌名

      にいがた市町村情報 593

      ページ: 2-11

  • [雑誌論文] 国土・広域計画体系からみた国土形成計画の可能性と課題2006

    • 著者名/発表者名
      瀬田史彦
    • 雑誌名

      都市計画 263

      ページ: 11-26

  • [雑誌論文] 広域調整を実現する土地利用規制制度に関する一考察2006

    • 著者名/発表者名
      瀬田史彦
    • 雑誌名

      日本計画行政学会第29回全国大会報告要旨集 29

      ページ: 101-104

  • [雑誌論文] 人口減少が招く暗い未来に対応する-地域を評価するものさしを代えよう-2006

    • 著者名/発表者名
      瀬田史彦
    • 雑誌名

      地域開発 500

      ページ: 40-44

  • [雑誌論文] 新たな地方振興方策に向けて-EU地域政策のスキームを例に-2006

    • 著者名/発表者名
      片山健介
    • 雑誌名

      都市計画 55

      ページ: 63-68

  • [雑誌論文] わが国の電力自由化が都市の環境負荷削減方策に与えた影響に関する一考察-分散エネルギーを用いた地域エネルギーシステムの観点から-2006

    • 著者名/発表者名
      菅正史, 金昶基, 大西隆
    • 雑誌名

      日本計画行政学会第29回全国大会報告要旨集 29

      ページ: 28-31

  • [雑誌論文] The Measurement of Transformation Process of the Japanese Urban Structure : By Using the Klaassen's Classification of Urban Development Stage2006

    • 著者名/発表者名
      Changgi Kim, Masashi Suga, Kensuke Katayama, Takashi Onishi
    • 雑誌名

      Proceedings of the Conference of Asian City Planning 2006 5

      ページ: 1-6

  • [図書] 中心市街地活性化三法改正とまちづくり2006

    • 著者名/発表者名
      矢作弘, 瀬田史彦
    • 総ページ数
      271
    • 出版者
      学芸出版社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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