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2007 年度 実績報告書

医療・患者情報の電子化によるパーソナル看護拠点の出現とそれに伴う病棟平面の再構成

研究課題

研究課題/領域番号 17360296
研究機関名古屋大学

研究代表者

山下 哲郎  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (00239972)

キーワード建築計画 / 病院建築 / 病棟 / パーソナル看護拠点 / 看護動線
研究概要

本年度は,最終年度に当たり,これまでの調査で得た看護動線に関して,ARENA(米国Rockwell Software社)を用いてシミュレーションを行った。看護拠点の意義と今後の可能性(建築計画的な/平面計画的な)を探ろうとするものである。
シミュレーションには,2人の看護師業務データ(榊原記念病院調査で収録の日勤時)をモデルとして利用した。看護師の行為内容と担当患者は調査時データのまま固定し,拠点の位置(機能)と拠点数を変動させ,その影響について,動線量と担当エリアでの滞在時間の変化を見た。
拠点の機能設定が,特定の行為のみに対応している場合には,動線短縮に係る効果は少なく,多機能の拠点の場合には,その効果が大きいこと。拠点の数は,看護師の担当エリアに1箇所で充分であり,それ以上数を増やしても効果は上がらないこと。逆に,担当エリアが広がっている場合には,拠点の数を増やしても意味のないこと。等々が明らかになった。必要な機能は,PC・手洗い・廃棄物処理・準備片付けであり,看護材料・薬品などは,別途何らかの方法で拠点への供給方法を検討する必要がある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 「パーソナル看護拠点」およびその他の看護拠点の機能と配置に関する研究-医療・患者情報の電子化による急性期病棟計画の再検討 その2-2008

    • 著者名/発表者名
      鳥山亜紀, 渡辺玲奈, 中山茂樹, 筧淳夫, 山下哲郎
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文報告集 NO.625

      ページ: 337-338

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「パーソナル看護拠点」が看護業務に与える影響-医療・患者情報の電子化による急性期病棟計画の再検討 その1-2007

    • 著者名/発表者名
      鳥山亜紀, 渡辺玲奈, 中山茂樹, 筧淳夫, 山下哲郎
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文報告集 NO.622

      ページ: 57-63

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [学会発表] 分散看護拠点を配した病棟における看護業務分析-看護業務と病棟平面の関連性に関する研究 その3-2007

    • 著者名/発表者名
      鳥山亜紀, 渡辺玲奈, 中山茂樹, 山下哲郎, 筧淳夫
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演梗概集 E-1
    • 発表場所
      福岡大学
    • 年月日
      2007-08-30
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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