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2005 年度 実績報告書

中山間地域でのGISと居住実験による空き家利用システム開発の実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17360303
研究機関早稲田大学

研究代表者

後藤 春彦  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70170462)

研究分担者 村上 佳代  早稲田大学, 理工学術院, 講師 (50329140)
佐久間 康富  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (30367023)
田口 太郎  早稲田大学, 理工学術院, 助手 (20367139)
キーワード都市・地域計画 / 景観計画 / 空き家 / GIS / データベース / 居住実験
研究概要

本年度は、研究対象地である山梨県早川町および長野県長野市において展開する予定の居住実験の参考事例として、山梨県東八代郡芦川村など、全国ベースで空き家活用の先進事例調査を行った。
1.空き家改修の費用を自治体が負担することで、利用者の改修費負担を軽減する仕組みや、2.移住希望者の登録制度および行政の移住者支援窓口の設置や各種契約書の発行により、トラブルを未然に防ぎながら貸し出す空き家の確保と移住者の受け入れを同時に行う仕組みが、有効であることを明らかにした。
次に、空き家の現地調査および所有者への調査を行い、空き家管理の実態および所有者の今後の空き家に対する意向を把握した。これにより、空き家の貸出物件を確保する上での問題点を明らかにするとともに、活用を視野に入れた今後の適切な空き家管理のあり方を提示した。また、次年度以降に行う居住実験のための空き家を選定し、詳細な調査を行った。
さらに、所有者の空き家利用者へのヒアリング調査を行い、既に利用されている空き家の活用実態や問題点を把握した。また、周辺住民を対象に、移住者が空き家に住むことに対する意向調査を行った。これにより、集落の居住のルールを守ることが移住者に課せられた条件となることが明らかになった。
今後の課題として、空き家利用の契約や、地域住民と移住候補者との関係構築などの解明があげられる。
最後に、上記データを航空写真や住宅地図と連動して、空き家の閲覧・検索が可能な「空き家データベース」を構築した。さらにwebの地図上を回遊しながらデータを閲覧・検索できるシステム(MohAシステム)の基礎的な開発に成功した。これらのデータベースおよびMohAシステムは、今後の居住実験や集落再編に向けた分析ツールとして有効に機能することが期待される。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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