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2006 年度 実績報告書

中山間地域でのGISと居住実験による空き家利用システム開発の実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17360303
研究機関早稲田大学

研究代表者

後藤 春彦  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70170462)

研究分担者 佐久間 康富  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (30367023)
田口 太郎  新潟工科大学, 工学部, 助教授 (20367139)
キーワード都市・地域計画 / 景観計画 / 空き家 / GIS / データベース / 居住実験
研究概要

本年度は山梨県早川町において、空き家を活用した新規居住実験を行った。居住の初期段階における、中山間地域での生活特有の出来事ならびに問題を抽出することができた。また、被験者が、徐々に集落に馴染んでいく様子を時系列的に把握することができた。本年度は諸般の都合により実験期間が約2ヶ月と短かく十分な定量的データを得るまでには至らなかったが、当初の予定通り、2007年度以降も実験を継続することにより、さらに詳細なデータの収集に努めたい。
次に、前年度に引き続き、航空写真や住宅地図と連動して、空き家の閲覧、検索が可能な空き家データベース構築を行った。改良とともに対象面積を拡大した。さらに、web上において、地図を回遊しながらデータを閲覧・検索できるシステム(MohAシステム)の後半部分の開発を行った。今後の居住実験とのデータベース統合や、集落再編に向けた分析のツールとして役立つことが期待される。
最後に、前年に引き続き、全国の空き家利活用の先進事例調査として、島根県飯石郡飯南町「島根県中山間地域研究センター」、京都府綾部市「NPO里山ねっとあやべ」の活用事例に対する担当者へのヒアリング調査を行った。島根県では、県レベルで、空き家の調査とGISの整備が進んでいるが、空き家利活用に向けてデータを活用することや、GISとの連動は、今後の課題とされている。「NPO里山ねっとあやべ」での空き家調査に関しても、調査は進めているものの、利活用までの完全なデータベースは今後の課題とされ、現段階でのさまざまな問題を把握することができた。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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