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2005 年度 実績報告書

広帯域N//スペクトルECE計測による速度分布関数の閉じ込めへの影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17360442
研究機関九州大学

研究代表者

出射 浩  九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (70260049)

研究分担者 花田 和明  九州大学, 応用力学研究所, 教授 (30222219)
長谷川 真  九州大学, 応用力学研究所, 助手 (00325482)
久保 伸  九州大学, 核融合科学研究所・大型ヘリカル研究部, 助教授 (80170025)
下妻 隆  九州大学, 核融合科学研究所・大型ヘリカル研究部, 助教授 (80270487)
稲垣 滋  九州大学, 核融合科学研究所・大型ヘリカル研究部, 助手 (60300729)
キーワード電子サイクロトロン輻射計測 / 方形コルゲート導波管アンテナ / ラジオメーター
研究概要

(1)TRIAM-1MでのN//スペクトラム測定による診断
電子サイクロトロン輻射(ECE)計測を行うためにヘテロダインラジオメーターシステムの整備を行った。測定周波数はTRIAM-1M装置での第2高調波周波数測定周波数で270-330GHzである。アンテナ受信系では、方形コルゲート導波管アンテナから受信ホーンアンテナへの結合(準光学)鏡が必要となる。準光学鏡設計のために、受信ホーンアンテナ放射角特性の低電力試験を行った。測定された電界強度分布はガウス分布で良く表され、ガウス光学を用いてビーム伝播解析を行った。解析されたビームパラメーターから準光学結合鏡を設計し、製作した。方形コルゲート導波管アンテナシステムへの結合の際、真空取り合いが必要がある。合成石英窓での270-330GHz帯での透過特性を検討し、窓厚を12mmの真空窓を選定した。窓透過の低電力試験を行い、理論検討で得られた6GHzを周期にもつ周波数依存性を得た。TRIAM-1M装置での低域混成波電流駆動プラズマにおける第2高調波ECE計測を行った。
(2)方形コルゲート導波管アンテナの高周波数動作に関する検討、(動作確認)試験
電子サイクロトロン電流鼓動のための方形コルゲート導波管アンテナシステムを受信アンテナとして用いることでN//スペクトルECE計測を行った。アンテナの動作解析結果を研究論文としてまとめ、発表した。発表論文でアンテナの動作確認に位相測定が重要であることが明らかにした。300GHzでの位相測定のシステム検討を行い、測定準備を進めた。
(3)高調波・広帯域測定システムの準備、LHDでの測定
測定されたホーンアンテナ放射角特性からLHD測定システムでの準光学鏡を設計し、準備を進めた。準備したラジオメーターは第4高調波測定となる。既存の第2高調波測定システムに加えて、広帯域測定システムを構築した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Electron cyclotron current drive experiments in LHCD plasmas using a remote steering antenna on the TRIAM-1M tokamak2006

    • 著者名/発表者名
      H.Idei, et al.
    • 雑誌名

      Nuclear Fusion 46

      ページ: 489-499

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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