研究概要 |
近赤外光を吸収するChl dを使いアカリオクロリス光合成系の特異な性質をあきらかにした。 この光合成系の「構造とPS II反応中心Chl dの同定」、(Itoh, S et al投稿中)「熱発光による酸素発生Mn系の解析」(Tomii, T, et al,投稿中)[PS IIの遅延単光](Fukushimaら準備中)。「PSIRCタンパク質内電子移動」(Itoh,ら投稿予定)。を明らかにした。 さらに、以下を進めた。 (1)アカリオクロリスの薬剤耐性の確認、これを利用した混在細菌の除去、最適培養条件の確立 (2)海洋バイオ研究所提供の株の光合成能力の比較。 (3)光化学系I反応中心を、他のシアノバクテリアと比較し、その機能と構造が高い相同性を示した。 (4)培養条件によるクロロフィルd吸収帯の変化と光化学系I反応との関係をあきらかにした。 (5)光化学系Iの鉄硫黄センター、キノン、クロロフィルの量と反応特性を明らかにした。 (6)ヘリオバクテリアの光化学系と比較した。可視光よりも低いエネルギーをもつ近赤外光を利用するアカリオクロリスの光合成系の特性の解析。
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