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2006 年度 実績報告書

ダイコン連鎖地図の作成と根部形質のQTL解析

研究課題

研究課題/領域番号 17380006
研究機関京都府立大学

研究代表者

平井 正志  京都府立大学, 農学研究科, 教授 (50343405)

研究分担者 久保 中央  京都府立大学, 農学研究科, 助教授 (60347440)
藤村 達人  筑波大学, 生命環境科学研究科, 教授 (70292513)
太田 賢  筑波大学, 生命環境科学研究科, 講師 (00361311)
津呂 正人  名城大学, 農学部, 講師 (40410774)
キーワードダイコン / 系統関係 / 野生集団 / 根こぶ病抵抗性 / QTL / 連鎖地図 / 抽台 / マイクロサテライト
研究概要

(京都府大・名城大学のグループ)
‘春福'×サヤダイコンの交配に基づくF_2集団を作成し、低温に遭遇しない条件で栽培し、抽台、開花について調べた。その結果、低温による開花を制御する遺伝子座が1遺伝子座による支配であることが明らかになった。また、この座で低温を要求しない形質が優性であることを明らかにした。さらにこの遺伝子座に連鎖するマーカーをバルク法で得るため、RAPDをスクリーニングした。その結果、この座に連鎖した10個のマーカーが得られた。
源助×紅丸のF2集団を用いて根こぶ病抵抗性のQTL解析を行った。抵抗性検定にはF3芽生えを用いた。その結果、表現型の70-90%を説明する1個の抵抗性遺伝子座が確認された。ダイコンにおける根こぶ病抵抗性遺伝子座についての研究は当研究が初めてである。
(筑波大学のグループ)
ダイコンの新たなSSRマーカーを開発し、日本の栽培ダイコン43種およびトルコ、イラン、インドの3種の野生集団を用いて多型性を評価し有効なマーカー を選抜した。またAFLP法を適応し、多型性のあるマーカーとして利用できるバンドを221個を選び出した。これを用いて22ヶ国・66系統の栽培ダイコンの多様性解析しその系統関係をDNAレベルで明確にした。さらに2種類のダイコンを交配した後代から200以上個体からなるF2分離集団を作成した。これらの両親間で多型を示すAFLPマーカーを探索し約900個を選抜することが出来た。予備的に66のF2系統を用いて、連鎖地図の作成とQTL解析を試み、12連鎖群に集束させることが出来、花器形質のQTLも検出することが出来た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Genetic analysis of clubroot resistance in Brassica crops.2006

    • 著者名/発表者名
      M.Hirai
    • 雑誌名

      Breeding Science 56

      ページ: 223-229

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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