研究課題
1.放線菌各種を用いて、低レベル(rsmG)および高レベル(rpsL)ストレプトマイシン耐性変異を付与することにより、抗生物質生産性が相乗的に増大することを示した。2.放線菌S.coelicolorにおいて、K88E rpsL変異と共存することにより抗生物質アクチノロージンの生産力を飛躍的に上昇させる変異(GI92 rpsL)を見い出した。その機作は、生育後期における蛋白質合成の活性化にあることも明らかにした。3.枯草菌のカスガマイシン耐性変異の多くはksgA遺伝子に生じている事を明らかにし、しかもひとたびksgA変異を獲得すると、更なる高レベルの耐性変異を異常に高い頻度(10^<-6>)で獲得することを明らかにした。この変異はspeD遺伝子に生じたものであることも、マイクロアレー変異探索法を用いて明らかにした。4.枯草菌の低レベルフシジン酸耐性のひとつにmdtRP変異があることを明らかにした。かつ、耐性獲得に到るそのメカニズムも明らかにした。
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