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2006 年度 実績報告書

マウス2番染色体に存在する、高脂肪食により誘発される2型糖尿病の原因遺伝子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 17380084
研究機関名古屋大学

研究代表者

堀尾 文彦  名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 教授 (20165591)

研究分担者 池上 博司  近畿大学, 医学部, 教授 (20221062)
キーワード2型糖尿病 / 疾患モデルマウス / QTL解析 / 耐糖能 / 疾患遺伝子
研究概要

(1)SM.A-T2dm2saコンジェニック系統から作出したサブコンジェニック系統(第一段階サブコンジニック系統)の糖尿病形質の解析による2型糖尿病遺伝子座T2dm2saの2番染色体上の詳細かつ正確なマッピング
2型糖尿病遺伝子座T2dm2saはSMXA-5のA/J系統由来領域に存在し、この遺伝子座を含むと推定されるA/J系統の染色体領域(約120Mb)をSM/Jに導入したコンジェニック系統であるSM.A-T2dm2sa系統は糖尿病を呈する。この導入領域が効率的に断片化された4種類のサブコンジェニック系統の高脂肪食摂取下での糖尿病形質を調べた結果、導入した約120Mb領域には少なくとも2つ以上の糖尿病遺伝子が存在することが明らかとなった。両者とも耐糖脳を低下させ、高インスリン血症を引き起こす。
(2)前項で糖尿病発症が確認されたサブコンジェニック系統から、さらに細断化した断片を有するサブコンジェニック系統(第二段階サブコンジェニック系統)の作出の開始
前項で糖尿病発症が確認されたサブコンジェニック系統のうち最も短い断片を有する系統を用いて、SM/Jと交配してさらに細断化した断片を持つサブコンジェニック系統の作出を進めている。この系統の糖尿病形質の解析により、1つの糖尿病遺伝子の存在位置を2Mbくらいの領域にまで追い詰めることが期待できる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 食品の生理機能評価法 -実験系とツールの新展開を目指して-2007

    • 著者名/発表者名
      堀尾文彦, 津田孝範 その他
    • 総ページ数
      197
    • 出版者
      建帛社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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