研究課題/領域番号 |
17380090
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林学・森林工学
|
研究機関 | 東京大学 (2006-2008) 金沢大学 (2005) |
研究代表者 |
鎌田 直人 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90303255)
|
研究分担者 |
安江 恒 信州大学, 農学部, 准教授 (00324236)
|
連携研究者 |
角張 嘉孝 静岡大学, 農学部, 教授 (60126026)
向井 譲 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (80283349)
小谷 二郎 石川県林業試験場, 森林環境部, 専門研究員 (40450811)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2008
|
キーワード | ブナ / イヌブナ / 豊凶 / 種子 / 物質収支 / 昆虫 / 熱量 / 炭水化物 |
研究概要 |
ブナの結実に関係する要因として虫害としいなが重要である。しいなの原因として、近交弱 勢の影響が示唆されていたが、有効花粉親数(Nep) 値が低い母樹ほどしいなが多いという本研 究でも指示された。種子生産は年輪生長にはほとんど影響していなかった。しいなや虫害種子 の結実コストは、健全種子の約40%と推定された。しいなや虫害種子が多いと、結実コスト/ 開花コスト比が低くなり、開花数の年次変動が小さくなることによって、開花数の変動が小さ くなり、結果として虫害率が高くなるという悪循環に陥っている可能性が示唆された。
|