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2006 年度 実績報告書

森林資源モニタリングにおけるデータの品質保証と有効利用

研究課題

研究課題/領域番号 17380099
研究機関九州大学

研究代表者

溝上 展也  九州大学, 大学院農学研究院, 助教授 (00274522)

研究分担者 吉田 茂二郎  九州大学, 大学院農学研究院, 教授 (80128462)
村上 拓彦  九州大学, 大学院農学研究院, 助手 (20332843)
伊藤 哲  宮崎大学, 農学部, 助教授 (00231150)
キーワード森林資源モニタリング / 品質保証 / 品質管理 / 誤差 / 精度 / 正確度
研究概要

わが国では1999年に、およそ半世紀ぶりに国レベルの森林資源モニタリング調査が開始された。4kmメッシュの交点、全国では約1万5千カ所で林分調査や植生調査がおこなわれており、2003年には第一回目の調査が終了し、現在は2回目の調査が行われている。このように森林資源モニタリング調査は多くの資金と人員を要し、データの有効利用が期待されているところであるが、データの精度や正確度に関する情報が全く欠如しているところに大きな問題がある。また、データをどのように利活用すべきかについての具体的な議論もほとんどなされていない。データがどの程度の信頼性を持っているか、そして信頼性を向上させるにはどのようにすれば良いかという品質保証の視点は国際的に重要視されており、国内外におけるデータの有効利用をはかるためにも品質保証プログラムの実施が不可欠である。
そこで、本研究では以下の4点を行う。
●コントロール調査チームを結成し、いくつか県の一部のプロットの再測を行い、測定項目毎に誤差の程度・傾向・要因を明らかにする。
●各県の調査実施担当者が一同に会す現地講習会を企画し、同一プロットの測定により測定項目毎に計測誤差の程度・傾向・要因を明らかにする。
●上記のデータに基づき品質保証プログラム案(目標精度、コントロールチーム、講習会、マニュアル)を提示する。
今年度は九州の3県の合計35プロットを対象に、コントロールチームによる再測を実施した。その際,昨年実施した再測調査の傾向を周知し,その効果を検討した。その結果,多くの測定項目で精度が改善されているものの,Vertexを用いた樹高測定でも,誤差が改善されないケースもみられ,具体的な研修会の必要性が示唆された。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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