研究課題/領域番号 |
17380108
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
林 隆久 京都大学, 生存圏研究所, 助教授 (70231529)
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研究分担者 |
馬場 啓一 京都大学, 生存圏研究所, 助手 (20238223)
吉田 正人 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (30242845)
谷口 亨 林木育種センター, 育種部育種工学課, 室長 (00360470)
金子 堯子 日本女子大学, 理学部, 教授 (80060680)
海田 るみ 日本女子大学, 理学部, 学術研究員 (00398885)
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キーワード | エンドトランスグルコシラーゼ / 重力屈性 / キシログルカン架橋 / G層 / pttXTH6 |
研究概要 |
木部繊維細胞壁G層におけるキシログルカン転移の分子機構を解析した。G層特異的キシログルカンエンドトランスグルコシラーゼ(XET)は、pttXTH6(EF194049)であった。XETは、アクセプターキシログルカンと複合体を形成し、ドナーキシログルカンを転移することが明らかにされた。キシログルカナーゼを過剰発現したものは、キシログルカンの架橋が除かれ、一次壁における塑性伸展性は増大した。このことから、キシログルカンがG層のセルロース繊維を架橋することにより、引張あて材の応力発生に物理的な働きをもたらすことが示された。G層はセルロースによって引張り応力を発生させるが、それに張力を与えるのがキシログルカン架橋であるならば、あて材の引張応力はキシログルカンによって決定されていることになる。分化中引張あて材G層生成新生面において、キシログルカンの抗体は反応したが、G層が成熟すると内表面にのみ抗体が反応した。ポプラあて材切片からG層を精製、単離した。このG層のプロテオミクス並びに糖鎖のメチル化分析を行った。セルロースが全糖鎖の88%を占め、キシログルカンが7.0±2.7存在することが4,6-linked glucose量から算出された。
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