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2005 年度 実績報告書

農産物Web市場の発展に関する実験経営学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17380134
研究機関新潟大学

研究代表者

平泉 光一  新潟大学, 自然科学系, 助教授 (00282997)

研究分担者 伊藤 亮司  新潟大学, 自然科学系, 助手 (70334654)
元永 佳孝  新潟大学, 自然科学系, 助教授 (60334653)
塚口 直史  新潟大学, 自然科学系, 助手 (40345492)
大竹 憲邦  新潟大学, 自然科学系, 助手 (50313507)
キーワードインターネット / ネット調査 / インターネット市場 / 生育モニタリング / 土壌調査
研究概要

今年度は、主に下記の4つの領域での調査、測定を行った。
1)インターネットでの農産物購入に関する消費者アンケート調査
まず予備調査として懸賞サイトを利用したオープン型ネット調査を行い、次に調査会社のモニターを使った調査を実施した。前者は約250人から、後者は約1400人から回答を得た。農産物のネット購入者は、スーパー等での購入に比べて食味志向が強く、価格志向が弱い等の結果を得た。農産物のインターネット市場が非価格競争であることが今回の調査からも裏付けられた。
2)実験用ウェブサイト構築
ウェブサイトを立ち上げて、オープン型ネット調査のためのアンケートフォームを構築した。同フォームにはCGIを使って回答の順序効果除去のためのランダマイズの機能等を付与した。多重回答の防止のためにも各種の工夫を加えた。
3)水稲生育モニタリングと発育予測モデル
現地圃場(長岡市小国地区)での気象データ(気温、水温および日射量)を計測し、既存の水稲発育予測モデルを用いて発育ステージを予測した。幼穂分化期および出穂期の予測を行ったところ、予測の精度は高かった。さらに、品質等に影響すると考えられる生育各期の水稲の生育量および葉色をモニターした。籾数が十分確保されず収量も低い水準であったが、玄米タンパク質濃度は低く、良食味が期待された。
4)土壌調査と簡易型土壌成分調査法
簡易型土壌成分抽出カラムを作成し、これにより得られた成分が施肥や植物の成分にどのように対応するのかを現地圃場で測定した。また、現地圃場の土壌の基礎的データを得るために、土壌中の全窒素と食味に関係のあるK, Mg含量を調査した。さらに、実際にイネを栽培し施肥の効果を確認した。土壌pHは4.2から4.8と低い値を示したこと、地力全窒素は十分にあるもののイネの生育が悪いこと等が明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 水口流入施肥器を用いた大区画水田における水稲液肥流入の均一施肥方効果と効率的施肥条件の検討2005

    • 著者名/発表者名
      土田徹, 高橋能彦, 大竹憲邦他2名
    • 雑誌名

      日本土壌肥料学雑誌 76

      ページ: 811-816

  • [雑誌論文] 農産物インターネット生産者直販の実態と特徴2005

    • 著者名/発表者名
      斎藤 順, 平泉光一
    • 雑誌名

      農林業問題研究 41(1)

      ページ: 158-161

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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