研究課題
基盤研究(B)
森林の持つ洪水緩和機能や渇水緩和機能のことが緑のダム機能と呼ばれている. この概念は特に新しいものではないが, 最近, ダム建設の是非に関する議論に際して頻繁に取り上げられ, その評価は研究者, 行政, 市民を巻き込んだ論争に発展している. 本研究は, 山林流域と農地造成流域の水文データの比較, 針葉樹人工林流域における間伐前後の水文データの比較, 針葉樹人工林斜面と自然雑木林斜面における植生と土壌物理性の比較等に基づいて, 緑のダム機能の水文学的な評価を試みたものである.
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