| 研究分担者 |
吉田 勝平 高知大学, 理学部, 教授 (30036595)
島崎 一彦 高知大学, 農学部, 准教授 (20196471)
河野 俊夫 高知大学, 農学部, 准教授 (60224812)
松添 直隆 熊本県立大学, 環境共生学部, 教授 (50239018)
圖師 一文 尚綱大学, 総合生活学科, 講師 (50435377)
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| 研究概要 |
19年度においては、17年度に確立したシステムと18年度の実験結果をもとに,下記の研究成果を得た.
1.植物への環境ストレス、植物の生理活性およびストレスに対する適応機能の評価法に関する研究.
(1)苗根群の生理活性(物質吸収機能および呼吸速度)を各種ストレス条件下(低温,高温,低酸素濃度)で評価した.
(2)植物生産システムでの植物個体および(ネギ,イチゴ,ホウレンソウなど)の光合成に対する弱光,強光,高温,低温ストレスの影響を評価した.
2.植物生産システムにおける環境ストレスの回避法に関する環境生理学的実証研究。
(1)イチゴ2段吊り上げシーソー栽培ベッドシステムにおいて,日積算光合成量の増加と均一化が可能な合理的なベッド移動法を提示した.
(2)密植水耕ネギ,トマト,トウモロコシにおいて,根圏温度および溶存酸素濃度と根の物質(水および各種イオン)吸収機能との関係を明らかにした.
(3)波長変換フィルムの耐候性の向上と作物への効果の実証を試みた.
(4)蓄放熱地中貯水パイプを用いた省エネルギーシステムによる低温と高温ストレスの回避の可能性とその生理的効果を実証した.
3.植物生産システムにおける環境ストレスの応用法に関する環境生理学的実証研究.
(1)短期間塩ストレス処理による高糖度トマト栽培法を4段栽培で実証した.
(2)根圏のみの短期間低温ストレス処理による高付加価値野菜の生産法を提示した.
以上の結果を総括して取りまとめた.
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