耕畜連携をめざした環境保全型畜産システムの構築とその評価

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 17380161
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 畜産学・草地学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 廣岡 博之 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (60192720)
• 研究分担者: 久米 新一 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (90355454) ; 守屋 和幸 京都大学, 大学院・情報学研究科, 教授 (90159195) ; 間藤 徹 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (50157393) ; 北川 政幸 京都大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (00144923) ; 稲村 達也 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00263129) ; 仙田 徹志 京都大学, 学術情報メディアセンター, 准教授 (00325325) ; 池口 厚男 農業, 食品産業技術総合研究機構・畜産草地研究所・畜産温暖化研究チーム, 上席研究員 (10222415) ; 熊谷 元 京都大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (50221940) ; 森 佳子 島根大学, 生物資源科学部, 准教授 (40346375) ; 大石 風人 京都大学, 大学院・農学研究科, 助教 (50452280)
• 研究期間 (年度): 2005 – 2008
• キーワード: 耕畜連携 / 畜産 / 環境負荷 / 堆肥 / システム

研究概要

本課題では、耕畜連携をめざした環境保全型畜産システムの構築の可能性について、個体レベル、農家レベル、地域レベルの3水準から、学際的視野で検討を加えた。その結果、個体レベルでは、糞尿由来の窒素やリンなど環境負荷栄養素の排泄量の低減、生産性を向上、農家レベルでは畜舎の生糞尿や堆肥化過程での揮散アンモニアや窒素化合物の低減、効率的な堆肥や化学肥料の施肥、農家内での栄養素の内部循環の促進、また地域レベルでは耕畜連携の強化と堆肥の広域流通の確立が重要であることが示された。

研究成果

• [雑誌論文] Nitrogen, phosphorus and potassium utilization and their cyclingin a beef -forages production system (2008)
  • 著者名/発表者名: Tabata Y.、Togo D.、Kitagawa M.、Oishi K.、Kumagai H.、Kume S. and Hirooka H.
  • 雑誌名: Animal Science Journal (In press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Development and evaluation of a model for prediction of fecal and urinary nitrogen excretions in cattle (2008)
  • 著者名/発表者名: Hirooka、 H.、F. Terada, J. B. Liang.
  • 雑誌名: Livestock Science 107 ページ: 282-288
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effects of urinary excretion of nitrogen、 potassium and sodium on urine volume in dairy cows (2008)
  • 著者名/発表者名: Kume S.、 Nonaka K.、 Oshita T.、 Kozakai T.、 Hirooka H.
  • 雑誌名: Livestock Science 115 ページ: 28-33
  • 査読あり
• [学会発表] 粗飼料生産を伴う肉牛繁殖-肥育一貫システムにおける元素フロー量推定に伴う不確実性の評価 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田端祐介・北川政幸・大石風人・熊谷元・久米新一・広岡博之
  • 学会等名: 日本草地学会仙台大会
  • 発表場所: 仙台市(103)
  • 年月日: 2008-03-25
• [学会発表] 肉用牛経営における家畜排泄物の処理・利用の規定要因に関する統計分析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 長命洋佑・仙田徹志・森佳子・斉藤武司・大西智司・広岡博之
  • 学会等名: 日本畜産学会第107回大会
  • 発表場所: 岡山市(27-02)
  • 年月日: 2007-09-27
• [学会発表] 粗飼料生産を伴う繁殖肥育一貫経営における窒素、リン、カリウム利用状況の把握 (2007)
  • 著者名/発表者名: 田端祐介・北川政幸・大石風人・熊谷元・久米新一・広岡博之
  • 学会等名: 第108回日本畜産学会. 演題番号
  • 発表場所: 岡山市(X26-10)
  • 年月日: 2007-09-26
• [図書] 耕畜連携をめざした環境保全型畜産システムの構築とその評価(東京) (2009)
  • 著者名/発表者名: 広岡博之・久米新一・間藤徹・稲村達也(編)
  • 総ページ数: 206
  • 出版者: 農林統計