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2007 年度 実績報告書

体脂肪蓄積調節機能を有する特異遺伝子群の探索と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17380168
研究機関信州大学

研究代表者

盧 尚建  信州大学, 農学部, 准教授 (90322130)

研究分担者 佐々木 晋一  信州大学, 農学部, 教授 (00003682)
小野 珠乙  信州大学, 農学部, 教授 (10177264)
キーワード脂肪細胞 / ウシ / Adipogenin
研究概要

本研究では脂肪蓄積の部位局在化(FAT DEPOT)に関わる候補遺伝子であるAdipogeninについてアディポジェネシスにおける機能解析を行った。Adipogeninは脂肪細胞で特異的に発現する遺伝子として、脂肪蓄積や脂肪細胞分化過程において遺伝子発現量が上昇することが知られている。しかし、Adipogeninが脂肪細胞分化の初期段階にどのような役割をしているかは不明である。そこで、Adipogenin遺伝子の機能解析のために、C2C12骨芽細胞にAdipogenin遺伝子を導入し、筋芽細胞の脂肪蓄積と脂肪細胞分化能について調査した。培養C2C12骨芽細胞にAdipogeninの発現ベクターを導入し、同細胞株に脂肪分化誘導培地にて5日間培養し、オイルレット染色により脂肪蓄積を調べた。また、細胞からRNAを抽出し、脂肪細胞分化関連遺伝子の発現を調査した。Adipogenin遺伝子を導入した細胞を脂肪分化誘導培地で培養したところ、2日目から中性脂肪の蓄積が確認され、5日目になると脂肪敵が大きくなることが観察された。しかし、今回使用した分化誘導培地ではPPAR-γ2、CEBP-αおよびLeptinなどの脂肪細胞分化マーカー遺伝子の発現誘導は確認されなかった。以上の結果から、Adipogenin遺伝子導入により細胞内の脂肪蓄積は行われるが、脂肪細胞分化関連の遺伝子発現は確認されなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Chemerin-A New adipokine that modulates adipogenesis viaits own receptor.:2007

    • 著者名/発表者名
      Roh SG 外7名
    • 雑誌名

      Biochem. Biophys. Res. Commun. 362(4)

      ページ: 1013,1018

    • 査読あり
  • [学会発表] C2C12筋芽細胞の脂肪蓄積能におけるAdipogenesisの役割2008

    • 著者名/発表者名
      宋 相憲 外3名
    • 学会等名
      日本畜産学会第109回大会
    • 発表場所
      常磐大学
    • 年月日
      2008-03-27

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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