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2007 年度 実績報告書

新しい致死性神経病原性ヘルペスウイルス病原性発現機構の病態プロテオミクス

研究課題

研究課題/領域番号 17380181
研究機関岐阜大学

研究代表者

福士 秀人  岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (10156763)

研究分担者 山口 剛士  鳥取大学, 農学部附属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター, 教授 (70210367)
柳井 徳磨  岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (10242744)
キーワードヘルペスウイルス / プロテオーム / 神経病原性 / 遺伝子発現制御 / 感染症
研究概要

本研究の目的はEHV-9の致死性神経病原性発現に関わるウイルスタンパク質を網羅的解析により同定し,ウイルス増殖における機能と動態を明らかにすることである.本年度は昨年度に引き続きプロテオミクスによる病原性関連遺伝子の同定と病原性評価を行った.しかしながら野生株と弱毒株の相違をプロテオミクスにより明らかにすることはできなかった.これはウイルス蛋白質が細胞由来蛋白質に比較して量的に少ないため見かけ上の相違がなかったものと考えられた.昨年度における解析からタンパク質コード遺伝子には変異がなく,発現調節配列に変異が生じている可能性もあるため,発現量について定量的解析を試みた.EHV-9ゲノム全塩基配列に基づき76のORFに対するリアルタムPCRを実施した.しかしながら各遺伝子の相対的な発現量は野生株と弱毒変異株で差が見られなかった.これまでの結果は弱毒化の原因はウイルスがコードしている蛋白質ではないことを示唆している.別のプロジェクトによりEHV-9はmicroRNAをコードしている可能性が示されている.今後はmicroRNAについても検討する必要がある.

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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