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2007 年度 実績報告書

マルチエージェントシステムによる循環型社会モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17380192
研究機関京都大学

研究代表者

酒井 徹朗  京都大学, 情報学研究科, 教授 (10101247)

研究分担者 守屋 和幸  京都大学, 情報学研究科, 教授 (90159195)
荒井 修亮  京都大学, 情報学研究科, 准教授 (20252497)
吉村 哲彦  京都大学, 情報学研究科, 准教授 (40252499)
小山 里奈  京都大学, 情報学研究科, 助教 (50378832)
キーワードエージェント / 地理情報システム / 環境調和型農林水産 / シミュレーション工学 / 環境政策
研究概要

前年度構築した人工林の間伐に関するマルチエージェントシミュレーションモデルの検討・改良をおこなうとともに、間伐材生産システムに関わるマルチエージェントシミュレーションモデルを構築した。間伐材生産システムはいわゆる「低コスト林業3点セット」を対象とした。列状の間伐や定性間伐をおこなうチエンソーによる伐倒と道路上の集材機(スイングヤーダやタワーヤーダ)による集材、プロセッサによる集材した全木の造材、フォワーダ等の作業車によるトラック土場までの運材、の3つの作業形態からなる。これらの作業は連携しておこなわれる。そのため、このモデルは様々な作業条件や作業標準功程をパラメータとして入力し、それぞれの条件下での適切な作業配分や、コストを考慮した合理的な作業計画を検討できるようにした。これにより合理的な作業計画について意思決定支援ができるようになった。また、このシステムは森林バイオマス資源の循環型利用モデルの一部として組み込まれる。
一方、衛星画像などの利用による資源や環境情報収集法については、イコノス画像とライダーデータを統合した分析手法について検討をした結果を論文としてまとめ発表した。また、前年度に引き続き、最新の地球観測衛星ALOSの衛星画像を用いた資源や環境情報収集法について検討をおこなっている。特に社会問題化している、耕作放棄地や手入れ不足人工林のモニタリングの可能性について検討している。これは循環型社会モデルを中山間地域に適用するためであり、文献収集や調査と並行しておこなっている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] IKONOSデータとLiDARデータを用いた針葉樹天然林推定精度の向上2007

    • 著者名/発表者名
      高橋由香・酒井徹朗
    • 雑誌名

      システム農学 23(3)

      ページ: 237-244

    • 査読あり
  • [学会発表] マルチエージェント手法とGISを用いた地域間伐シミュレーション2007

    • 著者名/発表者名
      酒井徹朗
    • 学会等名
      日本森林学会
    • 発表場所
      九州大学
    • 年月日
      2007-04-03

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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