研究課題/領域番号 |
17390053
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 洋一 岩手医科大学, 医学部, 教授 (40118253)
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研究分担者 |
澤井 高志 岩手医科大学, 医学部, 教授 (00125577)
中居 賢司 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (90146035)
似鳥 徹 岩手医科大学, 医学部, 講師 (90128934)
齋野 朝幸 岩手医科大学, 医学部, 助手 (40305991)
阿久津 仁美 岩手医科大学, 医学部, ポストドクター (30398482)
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キーワード | 細胞内カルシウムイオン / 血管平滑筋 / 共焦点レーザー顕微鏡 / 画像解析 / 生組織・細胞標本 / PARs |
研究概要 |
【到達目標】 各種臓器の細動脈のプロテアーゼ活性化型受容体(PARs)の反応性の相違を明らかにする。 【結果】 ・血管平滑筋と内皮細胞の[Ca^<2+>]_i変動やNOの産生をイメージングできる細動脈〜終末細動脈の標本を、脳と精巣で作製した。 ・血管内腔と標本周囲を別個に灌流して、PARsを活性化する物質で、平滑筋と内皮細胞がどのような反応を示すか、イメージング法で検討した。 ・脳の細い細動脈ではPAR1刺激で平滑筋の[Ca^<2+>]_i上昇と収縮が認められたが、PAR2刺激ではむしろ全体的な低下が見られた。 ・太い細動脈や精巣の細動脈では反応が起こらなかった。 ・PAR3,4による[Ca^<2+>]_i変動は認められなかった。 【予定していたが、できなかった事】 ・msecレベルで生じる細胞内の素速い変化を画像としてとらえるため、高速リアルタイム共焦点顕微鏡用のプログラムを改良しようとしていたが、バグフィックスなどでまだなされていない。 【来年度の予定】 細胞表面の受容体とリガンドの相関、あるいはPARsの細胞内取り込み現象を可視化する。(Zeiss 510META/FCS ConfoCorは購入設置済み) PAR1とPAR2の免疫組織化学 プログラムの改良
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