研究課題/領域番号 |
17390112
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
森 秀樹 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70021433)
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研究分担者 |
山田 泰広 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 講師 (70313872)
廣瀬 善信 岐阜大学, 医学部付属病院, 助教授 (20293574)
松永 研吾 岐阜大学, 医学部付属病院, 助手 (00402173)
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キーワード | beta-catenin / Tcf / 大腸発がん |
研究概要 |
申請者らはβカテニン/TCF pathwayを可視化する目的でTcf binding elementの下流にGFPを持つトランスジェニックマウスを作製した。そのレポーターマウスからの脾細胞初代培養にて、GSK3βの阻害剤であるリチウムクロライドを作用させるとGFPの発現が増加することを確認した。さらにレポーターマウスを、家族性大腸腺腫症のモデルマウスである、Minマウスと交配し、大腸発がんにおけるTcf転写活性について検討した。GFPの免疫染色により、micoradenomaではごくわずかのGFP発現増加が認められたのに対し、macroscopic tumorでは強い発現増加が確認され、microadenomaからmacroscopic tumorへの進展の過程でTcf転写活性が上昇することが示唆された。現在、Tcf転写活性上昇のメカニズムを同定するために、canonical Wnt pathwayに影響を与える分子について、発現解析を行っているところである。
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