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2005 年度 実績報告書

職場ストレス、抑うつ度の把握と性格傾向に基づいたストレス対処方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17390190
研究機関大阪市立大学

研究代表者

井上 幸紀  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (50254397)

研究分担者 切池 信夫  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60094471)
圓藤 吟史  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20160393)
林 朝茂  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (10381980)
佐藤 恭子  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (00381989)
長谷川 健  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 非常勤講師 (40398417)
キーワード職業性ストレス / うつ病 / 性格 / ストレス対処方法 / 郵政公社 / 教職員 / 労働者 / 質問紙
研究概要

平成17年度はすでにその有用性が確立されている以下の質問紙を合わせて自記式の質問冊子を作成した。多人数に使用するためこれはマークシート方式とし、その読み込みや解析方法を確立した。また版権の存在するものはその使用許可を文章で得た。
●SDS:抑うつ症状の程度
●NIOSH調査票:7項目(役割葛藤、役割の曖昧さ、仕事の自己コントロール、量的労働負荷、上司による社会的支援、同僚による社会的支援、家族による社会的支援)
●短縮版POMS:緊張および不安感、自信喪失感を伴った抑うつ感、元気さや活力、疲労感、思考力低下に分けて気分の状態を評価する
●TEG:性格傾向をCP(他者への批判度等),NP(他者への包容度等),A(合理的判断の程度等),FC(自由な行動の程度等),AC(他人と合わせる程度等)で評価する
第一段研究として日本郵政公社近畿支社職員1139名に質問紙を配布、1066名から回収し、1055名(92%)の有効データでロジスティック回帰分析を行った。現時点で「うつ気分」と「疲労感」は強く相関すること、「うつ状態」と「役割の曖昧さ」「仕事量」、性格の「合理的判断の少なさ」「他者と合わせる傾向」が関連している可能性が示された。この結果を日本郵政公社に伝え、約10,000人の職員に対する第2段実施方法の検討を開始した。
また、患者群として大阪市立大学神経精神科外来を受診した就労しているうつ病患者に対し研究内容を文章で説明し、同意を得られた場合に質問冊子の配布と回収を行った。この場合の質問紙は上記内容に加え、CISS(ストレス対処方法として、課題優先対処、感情優先対処、回避優先対処が行われている程度を評価)を加えた。
なおこれら研究については、日本郵政公社近畿支社の承諾を受け、大阪市立大学医学研究科倫理委員会の審査承認を得て、自由意志の元、研究参加同意を得て実施した。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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