研究課題/領域番号 |
17390196
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 岩手医科大学 (2007) 国立循環器病センター(研究所) (2005-2006) |
研究代表者 |
岡山 明 岩手医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60169159)
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研究分担者 |
上島 弘嗣 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70144483)
島本 和明 札幌医科大学, 医学部, 教授 (40136940)
中村 好一 自治医科大学, 医学部, 教授 (50217915)
坂田 清美 岩手医科大学, 医学部, 教授 (50225794)
渡邊 至 国立循環器病センター研究所, 研究員 (40343446)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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キーワード | 糖尿病 / 保健指導 / 教育教材 / 長期効果 / 保健師 |
研究概要 |
本研究は無作為割付介入研究の手法を用いて、糖尿病予防の健康教育の長期効果継続の要因を明らかにするものである。4年目までの観察が完了した対象者数は継続支援群で40人、観察群で57人となった。3年目まで完了したものが大部分を占めており、あと2年以内に前データの収集が完了する予定である。 空腹時血糖の経過を見ると介入当初から継続支援群の方が値が高い状態が継続している。6ケ月目の検査成績との比較では継続支援群ではほぼ1mg/dlの上昇が観察された。これに対して観察群ではほとんど変化がみられなかった。開始時からの血糖変化をみると観察群の方が血糖値が低く推移していることが示されている。 HbAlcでは継続支援群ではやや上昇傾向にある。6ケ月時点でのHbAlcの値を基準にした変化では0.27%上昇していた。対照群では0.23%であった。一方初回からの変化をみると継続支援群の方が増加は少ない傾向が見られた。1,5AGでは6ケ月の検査成績との比較では大きな差はみられなかったが、開始時との比較では支援群の方がやや高まっている傾向が見られた。 体重では6ケ月に比べ支援群で0.47kg観察群でも0.15kg減少しており長期に体重維持ができていることが明らかとなった。さらに開始時からの体重変化を比較すると支援継続群では1.91kgの現象が観察されており、6ケ月時点で達成した減量効果が長期に継続していることが示された。中途解析によると、継続支援群、観察群ともに体重の増加が抑制されており、対象者に長期の支援の視点を持って接することで長期の支援効果を得られる可能性が示された.本研究は今後さらに2年間継続することで長期支援の有効性を観察群と比較する予定である。
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