研究概要 |
年齢依存性発現生体分子を"マーカー"とした法医学的年齢推定法を開発するための基礎的研究を行い, 以下の成果を得た。(1) マウス肝において年齢依存性発現を示す遺伝子を検索し, 6個の既知遺伝子を同定した。(2) 若年者の尿に特異的に見い出される糖タンパク質Ugl-Yについて解析を行ない, Ugl-Yがfibronectinの一部の配列に完全に一致すること, また, 血清に由来することを明らかにした。(3) マウス腎で見い出された年齢依存性発現生体分子M-LPはヒトにも存在し, 活性酸素の代謝機構に関与していることが示された。
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