研究課題
経皮冠動脈IVR:平成17年10月からデータの収集を継続し、6施設で80例分のデータを収集した。皮膚最大吸収線量は3.3±2.0Gy(範囲:0.5-10.2Gy)であつた。16症例において皮膚最大吸収線量が5Gyを超えていた。各施設の皮膚最大吸収線量の平均は1.6-5.3Gyであった。また、第2回PCI被ばく防護研究会を平成18年9月21日に開催し、各参加施設に中間報告を行った。結果に関して帝京大学放射線科鈴木が発表を行った(CCT2006、Interventional Cardiology 2007 22^<nd> annual international symposium)。心臓カテーテルアブレーション:平成17年度に行ったパイロットスタディー(15例)と合わせて計101例分のデータを3施設で収集した。皮膚最大吸収線量は0.5±0.6Gy(範囲:0-2.9Gy)であった。各施設の皮膚最大吸収線量の平均は0.1-0.7Gyであった。結果に関して虎の門病院循環器センター内科三谷が発表を行った(Cardiostim 2006 15th World Congress in Cardiac Electrophysiology and Cardiac Techniques、第23回日本心電学会学術集会、第54回日本心臓病学会学術集会)。脳神経領域の血管病変に対する塞栓術:平成17年12月からデータの収集を継続し、100例分のデータを6施設で収集した。皮膚最大吸収線量は1.9±1.1Gy(範囲:0.4-5.6Gy)であった。21例において皮膚最大吸収線量が一過性脱毛の閾値(3Gy)を超えていた。各施設の皮膚最大吸収線量の平均は1.1-2.6Gyであった。