研究課題/領域番号 |
17390341
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研究機関 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 |
研究代表者 |
池平 博夫 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, サブグループリーダー (50150313)
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研究分担者 |
小畠 隆行 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, チームリーダー (00285107)
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キーワード | 超高磁場 / 7Tesla / サル / 多核種 / NMR / MRI |
研究概要 |
我々放医研と神戸製鋼所との研究協力によって昨年度までに開発したサルまでの大型動物の計測が可能な自己シールド型でかつヘリュウムガスの蒸発を0にした、この大きさのマグネットでは世界初の性能を達成した。この7Tesla/400mm/SSマグネットを、BrukerのMRIコンソール(広帯域送受信各4チャンネル)と結合することによって、7Tesla級の動物実験専用超高磁場MRI装置(内径400mm)と測定系の結合試験を17年度前半で終了。18年度は^<13>C、^<17>O、^<19>Fなどの多核種MRS/MRIの計測を行うための装置のチューニングとその性能確認、超高磁場までを考慮した高周波回路(アンテナ系)の新しいPAAC (Patch Antenna Alay Coil)アンテナの動作評価およびこれまでに開発を行ってきたTEM (Transverse Electro Magnetic)コイルとの比較検討、高周波特性の7Tesla磁場中での実測評価を行った。 7Tesla-MRI装置のセットアップは平成18年度でおおよそ終了し、複数の種類の開発したアンテナの試験的性能確認を行ったことにより本研究の今年度の目標は終了した。さらに、システムの画像および多核種MRS計測のための調整も終了した。また、18年度導入した小形動物用の勾配コイルの調整性能確認もおこなった。 マグネットと勾配コイルをシステムと結合し、平成17年度末までに送信側4ch受信側4chのMR計測システム装置を本体に結合し、平成18年度ですべてのチャンネルでの基本的操作の確認を行い、さらに^<13>C、^<17>O、^<19>Fなどの本研究で使用する7Tesla/400mm級の多核種MRS/MRI計測システムの調整を終了した。
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