研究概要 |
対象:ラット (1)Geranylgeranylacetone(GGA) <方法>GGA投与量は200mg/kg,カプセル内容物を水0.5mlで懸濁液として1日1回経口投与した. GGAコントロール群,GGA1日投与群,GGA3日間投与群,GGA4日間投与群の4群で,それぞれの肺,心,肝,腎を摘出しheat shock protein(HPS70)の発現を検討した. <結果>Western blottingバンドのコントロール群を1.0とした場合の相対比をGGA1日投与群,GGA3日間投与群,GGA4日間投与群の順に示す. 肺(1.17,1.21,1.13),心(1.22,1.27,0.96),肝(1.17,1.00,1.08),腎(1.00,1.08,31.54)。 (2)温熱刺激 <方法>赤外線ヒータと温度制御装置を組み合わせた温熱刺激装置を作成した.温熱刺激は熱輻射10分で直腸温を39.5℃に上昇させ,15分間維持,これを1日1回行った. 温熱刺激コントロール群,温熱刺激1回群,温熱刺激3日間群,温熱刺激4日間群の4群で,それぞれの肺,心,肝,腎を摘出しHPS70の発現を検討した. <結果>Western blottingバンドのコントロール群を1.0とした場合の相対比を温熱刺激1回群,温熱刺激3日間群,温熱刺激4日間群の順に示す. 肺(1.35,2.55,1.93),心(1.04,2.06,1.75),肝(2.44,7.51,3.94),腎(1.37,3.21,2.88).
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