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2007 年度 実績報告書

熱ショック蛋白の細胞保護効果に着目した急性臓器機能障害の予防に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17390427
研究機関鳥取大学

研究代表者

南 ゆかり  鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (10243403)

研究分担者 岡崎 直人  鳥取大学, 医学部, 助教 (30032204)
松浦 達也  鳥取大学, 医学部, 准教授 (00199746)
持田 晋輔  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (70403433)
石部 裕一  鳥取大学, 名誉教授 (40122014)
キーワードGeranylgeranylacetone / 温熱刺激 / 熱ショック蛋白 / 急性臓器機能障害
研究概要

5週齢の雄性ddYマウスにLPS(10,20,40,60mg/kg)を腹腔内投与し、投与後の生存率、血中一酸化窒素(NO)、腫瘍壊死因子(TNF)-α量の増加および肺組織傷害を調べた結果、40mg/kgのLPS投与量でエンドトキシンショックが起こることが明らかになった。亜鉛とL-カルノシンからなる錯体のポラプレジンク(PZ)は、抗胃潰瘍薬として臨床で用いられており、抗酸化作用、抗炎症作用など様々な生理活性を有することが知られている。また、胃および大腸粘膜障害モデルにおいて、その保護作用に熱ショック蛋白(HSP)誘導が関与することも報告されている。そこで今回は、PZ前投与のLPS誘導エンドトキシンショックに対する予防効果について検討した。LPS投与後96時間に20%まで低下したマウスの生存率は、LPS投与2時間前と1時間前にPZ(100mg/kg)を経口投与することにより、それぞれ80%と55%に増加した。PZ前投与は、血中NOおよびTNF-αレベルの上昇を有意に抑制した。また、血管周囲浮腫や重篤な肺胞出血のような肺傷害像を著明に改善した。PZの肺組織HSP70発現に及ぼす影響を調べたが、肺HSP70誘導には影響を及ぼさなかった。マウスマクロファージ細胞株RAW264細胞にLPS処理をし、マクロファージ活性化に対するPZ、亜鉛、L-カルノシンの添加効果を検討した結果、PZの構成成分のうち亜鉛が効果を発揮することが分かった。以上より、PZは特に亜鉛成分の働きにより、マクロファージ活性化抑制を含む抗炎症作用によって、LPS誘導エンドトキシンショックを抑制することが明らかになった。この薬はすでに抗胃潰瘍薬として重篤な副作用もなく使用されていることから、エンドトキシンショック予防薬としての使用の可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Oral administration of polaprezinc, an anti-ulcer drug, protects mice against endotoxin shock2008

    • 著者名/発表者名
      松浦達也
    • 学会等名
      47th Annual Meeting of the Society of Toxicology
    • 発表場所
      シアトル
    • 年月日
      2008-03-19
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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