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2005 年度 実績報告書

siRNAを用いたアポトーシス関連分子機能制御による泌尿器悪性腫瘍の治療法の改良

研究課題

研究課題/領域番号 17390435
研究機関山形大学

研究代表者

冨田 善彦  山形大学, 医学部, 教授 (90237123)

研究分担者 加藤 智幸  山形大学, 医学部, 講師 (40396560)
大地 宏  山形大学, 医学部, 助手 (30302293)
ビリーム ウラジミル  山形大学, 医学部, 助手 (50334686)
武藤 明紀  山形大学, 医学部, 助手 (00282228)
キーワード泌尿器科癌 / XIAP / BCL-2 / siRNA / ノックダウン / アポトーシス
研究概要

1.培養細胞株での抗アポトーシス分子の発現の確認
腎細胞癌,膀胱癌,前立腺癌培養細胞株のけるXIAP,BCL-2の発現を,タンパクレベルで,RT-PCR法,ウエスタンブロット法で,種々の培養条件下で確認した.この結果,両者,またはそのいずれかが常時,XIAPの高発現であった細胞株はACHN,Caki1で,BCL-2はSCaBER,Caki1,A498が低発現を示したが,他の細胞株はBCL-2の発現はそれぞれだったがすべて高発現を示しました.Bcl-2の発現レベルは移行上皮癌の細胞株より腎細胞癌の細胞株における遥かに高かった.
2.XIAP,BCL-2に対するsiRNAの導入とノックダウンの有無についての検討
上記培養株に対し,siRNAをtransientに導入し,標的分子のノックダウンが起きるか否かを検討した.この結果,作成したsiRNAでは安定したノックダウン効率が得られなかった.
3.XIAP,BCL-2に対するsiRNA発現ベクターの作成とその導入によるXIAP,BCL-2ノックダウン株の作成.
対象をまずXIAP高発現株Caki-1とし,XIAPsiRNA発現ベクターを遺伝子導入し得られたクローンから高ノックダウン株を選択樹立した.
4.アポトーシス関連分子に対するホルマリン固定パラフィン包埋切片に対する免疫組織染色法の確立
臨床材料を用いた幅広い検討のため,パラフィン包埋に対するアポトーシス関連分子の免疫組織染色法XIAP,Smac,Omi/HtrA2につき確立した.

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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