• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

癌関連網膜症に関与する網膜特異抗原遺伝子の生理機能に関する網羅的分子解析

研究課題

研究課題/領域番号 17390467
研究機関信州大学

研究代表者

菊池 孝信  信州大学, ヒト環境科学研究支援センター, 教授 (50177797)

研究分担者 太田 浩一  信州大学, 医学部, 助教授 (70262730)
中村 さち子  信州大学, 医学部附属病院, 助手 (60313863)
宮原 照良  信州大学, 医学部附属病院, 助手 (80362135)
キーワード癌関連網膜症 / RNA結合タンパク / ノックアウトマウス / tww hybrid法 / マイクロアレイ解析
研究概要

本研究計画の目的は、PTBLP遺伝子を中心として神経細胞特異的RNA結合タンパク遺伝子が網膜神経細胞の発生分化過程においてどのような役割を担っているのかを解明することにある。また、これらの遺伝子に関する遺伝子改変マウス等を用いて網膜神経細胞の発生および神経回路網の構築・維持に関する詳細な分子機構を網羅的に解析する。
本年度は以下の研究を行った。
(1)PTBLPノックアウトマウスにおける遺伝子発現の変動をDNAマイクロアレイ解析による網羅的分析を行った。
PTBLPノックアウトマウス(+/-)同士を交配させE18.5の胎仔から網膜を摘出し、RNAを抽出した。同時に採取した胎仔の尻尾からDNAを調整し、PCRによって遺伝型を確定した。野生型(+/+)をコントール試料とし、ホモ接合体(-/-)の遺伝子発現の変動をDNAマイクロアレイ分析法によって検討した。DNAマイクロァレイはMouse Genome 430 2.0(Affymetrix社)を使用した。同腹の野生型に比べ、2〜40倍ほど発現が増加した遺伝子は30個ほどあり、2〜50倍ほど減少した遺伝子は60個ほどであった。現在は、これらの遺伝子にっいて、定量PCR法やin Situ Hybridization法を用いてより詳細な解析を行っている。
(2)酵母Two-Hybrid法によるPTBLPと相互作用する遺伝子の検索を行った。
昨年度同様に、Two-Hybrid法による検索を行い、DNAシークエンス解析から約400個の遺伝子を同定した。その中で、興味ある10個のクローンについて、タンパク相互作用の強さや作用部位の特定、納膜内での発現部位の検索等のより詳細な解析を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Decreased retinal neuronal cell death in caspase-1 knockout mice.2006

    • 著者名/発表者名
      Arai J, Katai N, Kuida K, Kikuchi T, Yoshimura N.
    • 雑誌名

      Jpn J Ophthalmol. 50・5

      ページ: 417-425

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi