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2006 年度 実績報告書

リンケージ解析による臓器特異的自己免疫疾患関連遺伝子の検索と診断法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17390490
研究機関鶴見大学

研究代表者

斎藤 一郎  鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)

研究分担者 美島 健二  鶴見大学, 歯学部, 助教授 (50275343)
井上 裕子  鶴見大学, 歯学部, 講師 (50367306)
朝田 芳信  鶴見大学, 歯学部, 教授 (20184145)
坪田 一男  慶応義塾大学, 医学部, 教授 (40163878)
キーワード自己免疫疾患 / 疾患関連遺伝子
研究概要

シェーグレン症候群のモデルマウスであるNFS/sldマウスにおいてNkx2.3の病態形成への関与を明らかにする目的で、当該マウス唾液腺におけるその発現量と発現遺伝子から予測されるアミノ酸配列を解析した。Nkx2.3はその欠損マウスで舌下腺の粘液腺に形成異常が認められ、またDNA結合領域であるhomeodomainを有する転写因子としても作用する。NFS/sldマウスおよびC57BL/6マウスについて6週齢及び12〜13週齢の雌性マウス舌下腺におけるNkx2.3遺伝子の発現量をreal-time PCRにより検討した。合成したcDNAをテンプレートとしてNkx2.3およびGAPDHのプライマーを用いて各々の遺伝子発現をreal-time PCR法で検出した。その結果、6週齢マウスおよび12〜13週齢のNFS/sldマウスではC57BL/6マウスと比べてNkx2.3遺伝子発現が有意に減少していることが確認できた。このNkx2.3発現量の差の要因として始めにプロモータ配列に変異がある可能性を検討するために、その塩基配列の解析を行った。その結果、開始コドンより166塩基上流に一塩基多型が認められたが、データベースによる検索を行った結果、主要な転写因子の結合配列とは一致しなかった。さらにプロモータ流域にあるCpG配列のメチル化などによる転写活性の低下の可能性を考え、予想されるメチル化の発生率を解析したが両マウス間で明らかな差は認められなかった。また、当該遺伝子をコードするアミノ酸配列に変異が生じている可能性、さらにイントロン内の遺伝子変異によるalternative splicing formの発現の可能性を想定し、genomic DNAについてその塩基配列の解析を行った。その結果exon領域にバリン残基からグリシン残基への-アミノ酸の変異が認められた。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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