研究課題/領域番号 |
17390526
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 明倫短期大学 |
研究代表者 |
野村 章子 明倫短期大学, 歯科技工士学科, 教授 (80134948)
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研究分担者 |
江川 広子 明倫短期大学, 歯科衛生士学科, 講師 (10310492)
山田 一穂 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (20397152)
丸山 満 明倫短期大学, 歯科技工士学科, 講師 (60320884)
伊藤 圭一 明倫短期大学, 歯科技工士学科, 助教 (60389955)
野村 修一 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40018859)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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キーワード | 歯科訪問診療 / 介護予防 / 口腔ケア / 歯科技工 / 歯科治療ユニット / 要介護者 / 居宅 / 介護施設 |
研究概要 |
本研究は居宅や介護施設で効率よく使用できるとともに、歯科保健、医療、介護をより確実にする専用機器を設計し、試作することが目的であった。 初年度は、学内研究費で組み立てた訪問診療用ユニットについて、その性能を評価し、種々の問題点を明らかにした。そこで、当該予算で歯科治療用バキュームとコンプレッサ、歯科治療器具、歯科保健器具、口腔介護器具、歯科技工用機器を購入し、新たな試作機の設計までを行った。 平成18年度は、診療ユニットの仕様の中で、歯科材料や器具を搭載できるオールインワン仕様、車椅子のような移動式、車椅子のサイズに収まる、違和感を与えないデザイン、歯の切削に必要な機器を装備、簡単な技工作業スペース、収納用の棚が組み込まれている、設置と準備は簡単で迅速、吸引や注水のメインテナンスが簡単の9項目に着目し、歯科医師6名、歯科衛生士10名、歯科技工士12名を対象に、歯科ユニット試作機の移動性、重量、切削、吸引機能、収納性、技工作業性、設置や診療準備などについてアンケートを実施した。 平成19年度は、前年度の調査から問題となった、移動性、大きさ、収納性、切削・吸引機能、技工作業性、設置や診療準備の面での改良を行った。具体的な改良点は、低騒音で高トルクのツインパワータービン装備、技工操作にも使える高トルクのTR91マイクロモータ、ロック式キャビネット、足回りでは車輪のインチアップや固定式ブレーキの足下操作であった。 3年間にわたる訪問診療用ユニット試作機の試作と改良を行ったことにより、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士によるチーム訪問診療の確立や訪問診療の質の向上に貢献したと考える。
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