研究課題/領域番号 |
17390549
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
飯田 順一郎 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (90151232)
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研究分担者 |
藤森 修 名古屋学院大学, 人間健康学部, 教授 (30128350)
井上 農夫男 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (20091415)
佐藤 嘉晃 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (00250465)
梶井 貴史 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (60322822)
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キーワード | 歯根膜 / 毛細血管 / 機械的刺激 / 加齢変化 / 微小血管 |
研究概要 |
1.機械的刺激による微小血管形態変化様相の加齢変化 ハムスター背部皮下の血管を観察するDorsal skin chamber 法を用いて、若齢(6週齢)と老齢(12ヶ月)の動物の背部皮膚に持続的および間歇的な荷重を加え、同一部位の血管の形態変化を7日間経時的に記録、定最的に変化を捉え、以下の結果を得た。 (1)対照群では若齢群、老齢群ともに微小血管の分布や微小血管径および血管透過性に著しい経時的変化はなかった。 (2)毛細血管径は若齢群では持続荷重付与群、間歇荷重付与群ともに対照群に対して有意に増大した。一方老齢群の間歇荷重付与群では有意に増大したが、持続荷重付与群では観察1日目から有意に減少した。 (3)毛紬血管後細静脈径はすべての荷重付与群で増大傾向を示したが、7日目の老齢持続荷重付与群の直径変化率は、若齢持続荷重付与群と比較して有意に小さかった。 (4)血管透過性は若齢群、老齢群ともに、荷重付与群は対照群に対して有意に亢進した。またいずれの荷重付与条件においても、全観察期間で、老齢群より若齢群の血管透過性がより亢進している傾向が認められた。 (5)機械的刺激に対する数日間における微小血管系の形態的、機能的反応は若齢群と老齢群の間で異なることが明らかとなった。 2.微小血管の形態変化に伴う血球動態の変化 若齢動物においては持続的荷重を加えた場合においても毛細血管径の増大が見られ、毛綱血管内における赤血球の動態が細静脈内の動態に類似してくることが観察されたが、一方で老齢群における持続荷重付与群では毛細血管径が減少するために、同様の変化は観察されなかった。 3.加齢による口腔周囲軟組織機能の変化の把握と歯に対する影響 口唇閉鎖状態の把握法に関して更に検討した。睡眠中の状態を的確に再現する付加条件としては、リラックスさせるよりも集中して計算を行なわせる方が適切であることが明らかとなった。
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