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2006 年度 実績報告書

歯根膜トランスクリプトーム解析によるオーダーメード歯周組織再生療法の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 17390560
研究機関大阪大学

研究代表者

村上 伸也  大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (70239490)

研究分担者 島袋 善夫  大阪大学, 大学院歯学研究科, 助教授 (50231361)
山田 聡  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (40359849)
橋川 智子  大阪大学, 大学院歯学研究科, 助手 (00362682)
服部 正平  北里大学, 北里生命科学研究所, 教授 (70175537)
キーワード歯根膜 / 歯周組織 / 歯周組織再生 / ゲノム科学 / トランスクリプトーム
研究概要

1.ヒト歯根膜組織完全長cDNAデータベースの構築
前年度にG-Cap法にて作製したヒト歯根膜完全長cDNAライブラリを用いて大腸菌に形質転換を行い、それらクローンを無作為に約20,000個選択し、全自動大規模型DNAシークエンサーにて5'末端側からのone-way sequencing塩基配列解析を行った。さらに、得られた塩基配列情報を、スーパーコンピューターを利用して大規模BLAST遺伝子情報解析を行い、ヒト歯根膜組織中で、約20,000種の規模で、如何なる遺伝子が如何なる頻度で発現しているのかを示すヒト歯根膜組織遺伝子発現プロファイル(PDL gene expression profile)を完成させた。尚、得られた歯根膜組織完全長cDNAデータベースをFuL-PerioGenデータベースと命名した。
2.新規歯根膜特異的遺伝子の抽出検索
ヒト歯根膜組織完全長cDNAデータベースを基に遺伝子発現プロファイルをコンピューター上で解析したところ、Collagen Type I, Collagen Type III, Osteonectin, Periostin, PLAP-1などの歯根膜組織を特徴づける遺伝子群が恒常的に高発現していることが確認された。さらにこれまでに報告のされていない新規遺伝子に関しては発現頻度39以上の遺伝子87の内9個見いだされた。次年度は、各新規歯根膜特異的遺伝子の発現調節について、特異的プライマーを用いた培養歯根膜細胞でのRT-PCR法により解析すると共に、これまで歯根膜における機能については全く報告のない遺伝子について、その発現制御のメカニズムおよび歯根膜での機能を解析する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Regulation of PLAP-1 expression in periodontal ligament cell.2006

    • 著者名/発表者名
      S.Yamada, Y.Ozawa, M.Tomoeda, R.Matoba, K.Matsubara, S.Murakami
    • 雑誌名

      J Dent Res 85

      ページ: 447-451

  • [図書] 歯周組織 歯の再生-歯の発生生物学から歯の再生研究まで-(監修 : 上田 実、本田雅規)2006

    • 著者名/発表者名
      山田 聡, 村上伸也
    • 総ページ数
      271
    • 出版者
      真興交易株式会社 医書出版部

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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