研究課題/領域番号 |
17390572
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
田代 順子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (30134175)
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研究分担者 |
菱沼 典子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (40103585)
松谷 美和子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (60103587)
及川 郁子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (90185174)
麻原 きよみ 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80240795)
香春 知永 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (30194947)
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キーワード | サービスラーニング / 看護大学生 / ヘルスボランティア / 看護学 / カリキュラム / 社会参加型 / イーラーニング |
研究概要 |
本年度、社会参加型カリキュラム開発のために下記の予備的調査を行なった。 1)米国サービスラーニング先進校のプログラム調査:サービスラーニングの全体システムを探索するため、ワシントン大学看護学部の現地調査とウイスコンシン大学オークレア校サービスラーニングセンターのセンター長を招聘し情報収集を行なった。ウイスコンシン大学では受講生の登録から、受講のオリエンテーション、受講中の学習管理、履修管理をコンピューターで行っており、電子学習(e-ラーニング)は地域のあらゆる施設で学生が活動している場合有効であると考えられた。 2)プログラムデザインと学習コンテンツ作成:研究者らの先行研究から導いた教育プログラム、(1)ヘルス・ボランティア出会い(準備)コース、(2)ヘルス・ボランティア、入門コース(基礎編)、と(3)領域別知識と技術コース、(4)ボランティア相互支援コースの中で、(1)と(2)をe-ラーニングでの学習プログラムと考え、コンテンツ作成準備を行なった。既存のボランティアに関するテキスト情報から、本e-ラーニングでの学習コンテンツ概要を作成した。そして、e-ラーニングのシナリオ作成、オーサリング、システム作成、そして、学生の振り返りを促進する、記録とその教員のフィードバックのための掲示板機能でのコミュニケーション機能の強化システム設計を専門家と構築開始した。 3)ボランティアの場および学生受け入れ先の連携ニーズ調査と場の拡大活動:大学の所在する地域での学生受け入れパートナーの連携ニーズ調査を開始した。場の拡大の一貫として、国際ボランティアの場の拡大のため、タイ、マヒドン大学医学部看護学科地域看護学と、相互に学習環境を視察し、教育連携を協議し、学生の能力にあったフィールドについて協議した。大学院へのボランティアの場として、可能性の探求のために、パキスタン北部地震後の支援依頼に対応し、ニーズを調査した。
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