研究課題/領域番号 |
17390584
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
蝦名 美智子 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (10168809)
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研究分担者 |
鈴木 敦子 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (50196789)
楢木野 裕美 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90285320)
杉本 陽子 三重大学, 医学部, 教授 (00226466)
岡田 洋子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (90281906)
松森 直美 広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (20336845)
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キーワード | プリパレーション / 小児看護 / 教材開発 / 医療処置 / 手術 |
研究概要 |
今年度の目標4項目について 目標1と2 「採血や点滴を受ける子どもへの説明」「心臓カテーテルを受ける子どもへの説明」「処置を受けた後の子どもの遊び」などの中から、教材作成することにおいて、病院との交渉では、ビデオ撮影の許可が得られないことから、方法の再検討が必要となりました。しかし、「処置を受けた後の子どもの遊び」に必要な白衣の作成が完了したので、処置後の遊びについては、今後、実践し教材開発に結びつける予定。 また、いろいろ試みるなかで、病院によって使えるツールが異なっているので、統一的な教材開発が必要か、という意見がでてきて、むしろ次世代の医療職者である看護学生や医学生向けの教材開発が重要ではないか、との意見に傾き、小児科実習中の医学5年生5グループに試験的なプレパレーション授業をおこなった。手応えが得られたので次年度で取り組みたい。 目標3 3月17-28日の12日間、5人でストックホルム:2病院、ロンドン1病院マンチエスター1病院リバプール1病院計5病院の小児医療を視察し、子ども中心の医療の実際に触れた。イギリスでも30年前は、処置を受ける子どもに対して、馬乗りなどの強制的な固定をしていたとのことであった。現在は、「いやだ」という子どもに医療処置を強行することはなく、子どもが「やる」というまで、関わり、遊び、「子どもと一緒にどうやったらできるか、作戦を考える」姿勢が徹底されているという。何をすることが「子どもを尊重することになるか」という問いを発し続けることが課題と考えた。 目標4 昨年度は6回の研修会を開催し、各病院の実践を検討し合った。
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