| 研究分担者 |
上里 賢一 琉球大学, 法文学部, 教授 (50101457)
前門 晃 琉球大学, 法文学部, 教授 (60190287)
野入 直美 琉球大学, 法文学部, 助教授 (90264465)
鍬塚 賢太郎 琉球大学, 法文学部, 助教授 (40346466)
比屋根 照夫 琉球大学, 名誉教授 (10045172)
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| 研究概要 |
本研究の目的は,世界規模で広がる人々のネットワークについて,特に沖縄のそれに着目し,米国をはじめとする海外の沖縄系コミュニティと日本における沖縄社会の多様性・特殊性・普遍性を解明しつつ,その越境的ネットワークのダイナミズムを分析するところにある。
3年計画の2年目にあたる本年度は,以下の3つの課題に取り組んだ。第一は,沖縄系コミュニティに関する実態調査であり,海外においては主としてハワイにて沖縄系コミュニティに関する資料を収集するとともに沖縄県人会やその構成員などに対してインタビュー調査を行った。また日本国内では,沖縄社会の国内における交流実態に関する知見を得るために,関西および関東地城において沖縄県人会等への聞き取り調査を行った。
第二は,2006年10月に沖縄県宜野湾市を主会場にして開催された「第4回世界のウチナーンチュ大会」に関するアンケート調査の実施である。具体的には,4カ国語(日本語,英語,スペイン語,ポルトガル語)で作成したアンケート調査票(約5,500部)を大会参加者に対して主に大会会場にて配布し,およそ790票回収した。その回答内容に関しては自由記述等の翻訳作業を行ったうえで,発展的なデータ解析を行うことを目的にデーターベース化を進めた。また,単純集計の主要な結果について公表し,その内容の一部は地元新聞紙上に掲載された。加えて,各項目に関してクロス集計などを進め,本年度3つめの課題であるアンケート調査に関する資料集の刊行準備を行った。
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