研究課題/領域番号 |
17401007
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
阿部 健一 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (80222644)
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研究分担者 |
出口 正之 国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 教授 (90272799)
DE JONG Wilhelmus 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 教授 (00390716)
林 勲男 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 助教授 (80270495)
山本 博之 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (80334308)
石井 正子 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助手 (40353453)
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キーワード | 地域研究 / 国際貢献 / 国際協力 / ネットワーク / メディエーション |
研究概要 |
当初計画に沿って、各研究分担者は今年度、それぞれこれまで行ってきた研究の中に、mediation(「媒介する」)活動を位置づける作業を行った。具体的には、アマゾン熱帯林研究の中でde Jongが開発と環境を「とりもつ」活動に着手し、出口は国際NPO学会長の立場からNPO活動の実践経験を知的蓄積として活かす方策を模索し、災害時の緊急・復興支援における研究者・実践者をつなぐことに関しては、林が後方での長期体制作りに関して理論的に、一方山本は現場において実践的に、mediation活動のあり方を検討した。石井は、中東でのフィリピン女性労働者を対象に、移住労働者コミュニティと、送り出し社会および受け入れ社会との関係を探る研究を展開中である。 また事例研究を充実させるため、島上宗子・古川久雄両氏に協力を依頼、それぞれ東南アジアでの森林所有に関する争いの調停の実体、紛争後の復興活動の具体的活動例について調査・報告を受けた。 こうした個々の研究活動とは別に、研究組織として、9月には、フランス政府と愛知県立大学との共催による国際シンポジウム「Mediating for Sustainable Development」を、3月には、メキシコシティで開催された第4回世界水フォーラムにおいて、ユネスコおよび人間文化研究機構共催による分科会「Water and Cultural Diversity : Mediating for Sustainable Development」を、それぞれ企画運営し、「持続的な開発」におけるmediationの重要性を訴えた。どちらも抄録を発行している。
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