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2005 年度 実績報告書

19世紀ミャンマーにおける一元的資源管理国家の成立過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17401022
研究機関愛知大学

研究代表者

伊東 利勝  愛知大学, 文学部, 教授 (60148228)

研究分担者 渡邊 佳成  岡山大学, 文学部, 助教授 (80210962)
岩城 高広  千葉大学, 文学部, 助教授 (90312925)
キーワードミャンマー / 前近代地方社会 / 領主権 / 資源動員方式 / アフムダーン / 植民地支配
研究概要

2005年6月25〜26日愛知大学豊橋校舎で研究方針を確認し、本年度の研究計画について打ち合わせをした。次いで8月17日〜28日にかけて連合王国ロンドン市にある大英図書館および公文書館において植民地期初期の資料について調査を行った(伊東、渡邊、岩城)。
その結果、Burma Home Proceedings(1884-1899)、Burma Revenue and Agriculture Proceedings(1886-1899)などの基礎資料をマイクロフィルムで入手した。また東インド会社文書(Board of Control Records1784-1858)に含まれている初期植民地支配に関する文書の所在を確認し一部収集を行った。そしてイギリスの村落支配に関わる重要資料A Collection of Papers on Settlement Questions in Upper Burma with an Explanatory Note.Rangoon,1899&1904.2volsの分析を開始した。また王朝時代の村落支配については、DistrictごとのGazetteerからアフムダーンに関する史料を抽出し、データベース化の準備を始めた。
11月26日〜27日には、一ツ橋大学の谷口晋吉氏を愛知大学豊橋校舎に迎え、19世紀ベンガルのザミンダーリー制とミャンマーのダヂー(領主)制との比較研究を行った。
2006年2月20日から伊東と渡邊、および岩城はそれぞれおおむね2週間の日程でミャンマー国ヤンゴン市、マンダレー市、タウンドィンヂー市、ミンヂャン市を訪れ、関係修士理論文の収集や、周辺の文書館・僧院等で18世紀末から19世紀にかけての地方支配に関する地方文書(パラバイ)を調査し、関係部分を複写・写真撮影を行った。
以上により、19世紀におけるダヂーの地位や権限の変化について、またそれらについての英国側の認識について考察するとともに、次年度の調査、研究の方向性を得た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 「カレン」の発見-西洋人によるコンバウン朝ミャンマーのカレン像-2006

    • 著者名/発表者名
      伊東 利勝
    • 雑誌名

      文学論叢(愛知大学) 133輯

      ページ: 17-37

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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