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2005 年度 実績報告書

アジアにおける博覧会の研究-ヒトの展示を通して

研究課題

研究課題/領域番号 17401032
研究機関北海道大学

研究代表者

宮武 公夫  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50291993)

研究分担者 桑山 敬巳  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50288057)
権 錫永  北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (40301858)
キーワード博覧会 / 人類学 / 近代 / アイヌ / 韓国:中国:台湾:米国:英国 / 日本 / 国際研究者交流
研究概要

本年度における研究実績の概要は以下のとおりである。
1,宮武公夫(研究代表者) 1904年セントルイス博覧会に関する国内資料調査を行うとともに、人類学展示のために渡米したアイヌ参加者の遺族に対する聞き取り調査を行い、写真、遺品など未発表の貴重な資料を発掘した。また、1910年日英博覧会に関する現地調査をロンドンで行い、The Japan-British Exhibition of 1910の著者であるHotta-Lister氏の協力を得て、同博覧会におけるアイヌ、台湾先住民(生播)に関する資料を収集した。セントルイス博覧会に関する調査結果の一部は、2006年に雑誌論文として発表された。
2,桑山敬巳 博覧会における展示問題と関連する、アジアの人類学における自文化表象に関する調査研究を行った。また、ロンドン、アムステルダムにおいて、20世紀初頭までに博覧会などで収集された、日本関係資料の展示や表象に関する現地調査を行った。
3,権錫永 植民地期における朝鮮に関する言説の問題を研究した。また、韓国における現地調査を二度行い、韓国研究者による博覧会研究の調査を行うと共に、朝鮮物産共進会を初めとする植民地期朝鮮における博覧会関係資料の調査を行った。
これらの個別調査のほか、平成17年7月には香港中文大学のSidney Cheung(研究協力者)を含めた研究会を開催し、研究計画の詳細についての討議と、情報交換を行った。また、日本とアジアに関する博覧会のデータベースの構築を行った。(次年度以降も継続)

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 博覧会の記憶-1904年セントルイス博覧会とアイヌ-2006

    • 著者名/発表者名
      宮武 公夫
    • 雑誌名

      文学研究科紀要(北海道大学) 第118号

      ページ: 45-93

  • [雑誌論文] 朝鮮における光化門をめぐる物語と柳宗悦2005

    • 著者名/発表者名
      権 錫永
    • 雑誌名

      文学年報 2号

      ページ: 70-100

  • [図書] Native Discourse in the Academic World System(Jan van Bremen, E.Ben Ari and Syed Alatas eds.)Asian Anthropology2005

    • 著者名/発表者名
      Kuwayama, Takami
    • 総ページ数
      97-116
    • 出版者
      Routledge

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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