• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

英国コミュニティフォレストに関する学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17402002
研究機関奈良女子大学

研究代表者

中山 徹  奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (60222171)

研究分担者 大石 正  奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (30112098)
宮城 俊作  奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (60209872)
中林 浩  平安女学院大学, 生活環境学部, 教授 (80180347)
白石 克孝  龍谷大学, 法学部, 教授 (80187517)
宮川 智子  和歌山大学, システム工学部, 助教授 (30351240)
キーワードコミュニティフォレスト / マージーフォレスト / ノースウィチフォレスト / NPO / パートナーシップ
研究概要

1、コミュニティフォレストの実施主体である田園地域委員会、自然保護委員会の2政府機関に対して、過去15年間の成果についてヒアリング調査を行った。またコミュニティフォレスト内で最大であるマンチェスター西部、マージーフォレストの位置するエリアは経済的、社会的に再生の必要の急務なエリアとしてEUから指定を受けており、政府や地方自治体のパートナーシップにより、自然環境再生とその土地の管理が行われている。特にその中で成果が表れている「ノースウィッチウッドランド」で行政間やNPOとの情報の共有の仕方や管理の方法について把握する事を目的として現地調査、ヒアリング調査を実施した。
2、コミュニティフォレストは15年間で緑被率の増加と環境の改善アクセスルート、レクリエーションの場、文化芸術の場の提供地域経済の再生、地域の参加と生涯学習を促す、雇用増加の面で特に成果を挙げている。今後より成果を挙げていくために減少している支援金の提供の呼びかけや参加する事でのメリット等を呼びかけ続けていく事が今後の方向性である。
3、コミュニティフォレスト全土では5年ごとに見直される詳細な計画書もフォレスト単位であれば1年で目標値に達しているか評価を繰り返しながら事業を実施している。この詳細な各項目における目標値の設定により長期的な事業を実施できる要因になっていると思われる。また政府と地域の政策目的と目標を調整する事でより資金源を増やす事も今後の課題となっている。
4、ノースウィチフォレストでも数年前と比べ見事に園内の様子が再生されているのを確認できた。4つの土地所有者と2つのフレンズグループにより役割が明確化され、分担されている。そのため各自の達成率も確認し合い、再評価するという事でより強固なパートナーシップを築けていた。

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi