1.フィリピンにて以下のフィールド調査を行った。 (1)選挙管理委員会でのインタヴュー及び資料収集 (海外不在投票制度担当フロレンティーノ・トゥアゾン選挙管理員、マリア・ジョセフィーナ・デ・ラ・クルス選挙管理員会書記、アーネスト・デル・ロザリオ情報技術局長、ジェームス・ヒメネス教育広報局長、エスメラルダ・ラドラ計画局長等を含む) (2)クリスチャン・モンソッド元選挙管理委員長インタヴュー (3)ルツヴィミンダ・タンカンコ元選挙管理委員インタヴュー (4)エマニュエル・ラリアーナ元情報通信技術委員会委員インタヴュー (5)フィリピン議会での政党名簿制選挙参加政党関係者のインタヴュー及び資料収集(BUTIL、CIBAC等) (6)AKBAYAN事務局でのインタヴュー及び資料提供 (7)2007 National Electoral Reform Summit on Electoral Modernization参加 2.日本で以下の調査活動を行った。 (1)総務省にて日本の在外選挙に関するインタヴュー及び資料提供 (2)国立国会図書館にて在外選挙及びインターネット投票に関する文献資料収集 3.以上の調査の基づき、下院政党名簿制選挙について議席配分方式を中心とした諸問題を解明し、最近の選挙行政におけるICT導入の展開と現状について分析した。その内容は、研究発表に挙げる2本の論文として出版した。その他、政党名簿制選挙におけるセクター別代表の側面、及び海外不在投票制度におけるインターネット投票の試み等につき分析を進めた。
|