研究課題/領域番号 |
17402008
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
小池 治 横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 教授 (10241738)
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研究分担者 |
堀 雅晴 立命館大学, 法学部, 教授 (00229212)
椛島 洋美 横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 准教授 (20336043)
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キーワード | 政治学 / ネットワーク / ガバナンス / 公共管理 / 国際貢献 |
研究概要 |
本研究の目的は、日本を含むアジア太平洋諸国の公共部門におけるモダニゼーションの現状を分析するとともに、比較研究をつうじて今後の改革課題を析出することにある。平成19年度においては、引き続きアジア太平洋諸国における公共部門改革に関する最新情報の収集に当たるとともに、3年間の研究成果のとりまとめを行った。具体的には、小池は2008年3月にオーストラリアを訪問し、オーストラリアにおける政府連携に関してキャンベラ大学及びオーストラリア国立大学の研究者と意見交換を行うとともに、資料の収集を行った。堀は2007年8月に米国シカゴで開催されたアメリカ政治学会・年次大会に出席し、ガバナンス研究の関連文献を収集した。また9月にはメキシコ国立経済教育研究センターを訪問し、メキシコおよび北米の政府モダニゼーションの現状と課題および行政学の研究動向について調査と研究交流を行った。椛島は10月にポーランドで開催されたポーランド日本学会20周年記念研究大会に出席し、日本の行政改革について研究報告を行うとともに、国境地域間のEnlarge-Netプロジェクトに関する状況調査を実施した。そして、小池・堀・椛島の3名は、3年間の研究成果をとりまとめるために、2008年3月に、研究協力者であるシンガポール国立大学のS.ハク教授を招いて公開セミナーを開催し、アジア太平洋諸国における公共部門のモダニゼーションについて意見交換を行った。また、年度末には3年間の研究成果をとりまとめ、研究成果報告書を作成した。同報告書については、所定の手続を経た後にウェッブ上で公開することを予定している。
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