研究課題
平野健一郎は、石井米雄・人間文化研究機構機構長に戦後日本における東南アジア地域研究の発足事情を聞くインタビューを行った。インタビューの結果をDVDに保存した。浅野豊美は、台湾と韓国でそれぞれ2回、老兵と遺族にインタビューし、ビルマに動員された植民地兵士の体験を聴き取った。中尾知代は、ビルマ戦線、イタリア戦線、ドイツ戦線に従軍したケニア人兵士6名を対象に、ケニア人留学生の助力を得て、インタビューを行い、リサーチも行った。根本敬は、オーストラリア・パース市在住の英系ビルマ人に対して聴き取り調査を行った。中野聡は、フィリピン人の第二次世界大戦ベテランでアメリカに移民した人々に対して、2回にわたって、聴き取り調査を行った。以上のように、今年度は第二次世界大戦に植民地兵士として従軍した生存者に対する聴き取り調査を行い、その結果を記録した。今後も同様の聴き取りを行いながら、その記録の分析を開始する予定である。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (10件) 図書 (3件)
南洋群島と帝国・国際秩序(浅野豊美編)(慈学社)
ページ: 299-344
N. Ganesan and Kyaw Yin Hlaing, eds., Myanmar : State, Society and Ethnicity, ISAS, Singapore
ページ: 96-108
Reconsidering the Japanese Military Occupation in Burma (1942-45), RILCAA. Tokyo University of Foreign Studies
ページ: 1-27
(岩波講座)アジア・太平洋戦争(支配と暴力)(岩波書店) 第7巻
ページ: 313-344
世界史史料(岩波書店) 第10巻
ページ: 388-390
帝国の終焉とアメリカ-アジア国際秩序の再編(渡辺昭一編)(山川出版社)
ページ: 252-279
(岩波講座)アジア・太平洋戦争(支配と暴力)(倉沢愛子編)(岩波書店) 第7巻
ページ: 3-29
視覚表象と集合的記憶-歴史・現在・戦争-(森村敏巳編)(旬報社)
ページ: 289-321
歴史学研究 813号
ページ: 30-32
原典アメリカ史-社会史史料集(アメリカ学会編訳)(岩波書店)
ページ: 201-213